ニ子玉川情報センター 

アクセスカウンタ

zoom RSS <「沖縄ヘイト」言説を問う>(3) 作家・活動家 雨宮処凛さん(42)

<<   作成日時 : 2017/02/16 13:34   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

【社会】
<「沖縄ヘイト」言説を問う>(3) 作家・活動家 雨宮処凛さん(42)
東京新聞2017年2月4日 朝刊

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201702/CK2017020402000137.html


画像


 東京MXテレビの番組「ニュース女子」を見て、この国の「底が抜けた」ような気がした。若い女性におじさんが教える図式も気持ち悪かったが、沖縄ヘイト発言をする人たちにとっては、相手を面白おかしくおとしめて留飲を下げることの方が大事で、「真実がどこにあるのか」はどうでも良いように見えた。

 生活保護バッシングや貧困バッシングには、言う方にも「自分だってつらいのに」という悲鳴のようなものを感じることもあるが、沖縄をバッシングする人はおそらく自分がつらいわけではない。単に「主張する人」が大嫌いで、ストレス解消のためにたたく。歴史的背景は関係なく「わがまま言ってるヤツがいる」「血祭りにしてしまえ」といった幼稚なものを感じる。

 基地問題や米兵による事件など、沖縄には歴史的にずっと本土との不公平、不平等があった。低姿勢で「困ってるんです、助けてください」と言っているうちはみんな優しいが、主張しだした途端にたたかれる。東日本大震災後の一部被災者に対しても同じだった。

 あの番組は「主張する人」が大嫌いな人たちによる、公共の電波を使った辛淑玉(シンスゴ)さんの公開処刑のように感じた。沖縄に対して複雑な思いや悪意がある人となら議論になるが、沖縄のことが憎い訳でも関心がある訳でもなく、単に声を上げる人が気に入らない人たちとは議論にならない。

 一方、バッシングに乗ってしまう一般の人々にはどこか「嫉妬」もあると思う。「こっちは長時間労働で休みも金もなく死にそうなのに、休み取って沖縄行って正義を語れるなんて良い身分だね」というような。

 誰かをやり込めたくなるのは、今自分がおとしめられて幸せでないから。格差、貧困が深刻化する中、「頑張っても報われない」など今は誰もが不条理の当事者でもある。しかし、そんな社会が長く続くと、みんな徐々に諦め、そのうち誰も怒らなくなる。そんな人々にとって「声を上げる人」は目障りなのだろう。

 でも、そんな人たちにこそ言いたい。「おかしいと思ったら声を上げていいんだよ。賛同して一緒に戦ってくれる人はいる」と。

 声が集まったら事態が動く、そんな健全な方に世の中が動いたらいいのに。非正規、貧困、不平等。不条理は自分に今も起きているはずだ。身の回りの犠牲のシステムと沖縄がつながる時が、いつか来ると思う。

 <あまみや・かりん> 1975年生まれ。北海道出身。作家・活動家。2000年デビュー。「一億総貧困時代」など著書多数。貧困、雇用、生きづらさの問題などに取り組む。「反貧困ネットワーク」世話人。

【本音のコラム】
沖縄「理解」の本気度  佐藤 優(作家・外務省主任分析官)
東京新聞2017年1月27日



画像


【書評】
沖縄VS.安倍政権 宮里政玄 著(高文研・1620円)
東京新聞2017年1月22日

http://www.tokyo-np.co.jp/article/book/shohyo/list/CK2017012202000171.html


画像


◆対米自立で築く要塞

「沖縄VS.安倍政権 沖縄はどうすべきか」 宮里政玄著(高文研 1,620円税込)


画像



沖縄VS安倍政権
高文研
宮里 政玄

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by 沖縄VS安倍政権 の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル



沖縄VS.安倍政権 [ 宮里政玄 ]
楽天ブックス
沖縄はどうすべきか 宮里政玄 高文研発行年月:2016年12月 ページ数:127p サイズ:単行本


楽天市場 by 沖縄VS.安倍政権 [ 宮里政玄 ] の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル


商品基本情報
発売日: 2016年12月15日頃
著者/編集: 宮里政玄
出版社: 高文研
サイズ: 単行本
ページ数: 127p
ISBNコード: 9784874986080

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
再び沖縄を戦場にしないため、沖縄の未来を切り拓くため、安倍政権に対する積極的「反対」の姿勢の継続を説く!

【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 転換期の沖縄問題
辺野古新基地反対運動の高まり
日米の沖縄少数民族論
在沖海兵隊の抑止力
安倍政権の安全保障政策
第2章 中国の台頭とソフト・パワー
パワー・シフト論
中国の夢
米中で世界を仕切る「G2」体制樹立の挫折
世界戦略の転換ーAIIBとシルクロードの経済構想
中国のソフト・パワー
第3章 アメリカの対中政策と安倍外交
アメリカのアジア・太平洋リバランス
安倍外交/アメリカの対日、対韓政策
リバランス政策と安倍外交の非整合性
第4章 沖縄の現状
自己決定権の主張
辺野古埋め立て承認取り消しと裁判
国・県の和解提案
強硬政策への転換
日米の共同訓練と自衛隊の「南西シフト」
結論ー沖縄はどうすべきか

【著者情報】(「BOOK」データベースより)
宮里政玄(ミヤザトセイゲン)
1931年、沖縄県今帰仁村に生まれる。専門は、アメリカ外交史、日米関係。琉球大学教授、国際大学教授、獨協大学教授を経て、現在、沖縄対外問題研究会顧問を務める。著書:『日米関係と沖縄1945-1972』(岩波書店2000年“第29回伊波普猷賞”)ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

[評者]田仲康博=国際基督教大教授

 かつて沖縄の反基地運動の敵手は米軍であり米政府であった。しかし、ここにきて状況は大きく変わりつつある。本書のタイトルが端的に示しているように、いま沖縄の怒りと抗議の矛先が向けられているのは、アメリカではなく、むしろ日本政府の方なのである。

 宮里は、安倍政権の外交政策がアジア情勢の変化とそれに起因する米中関係の深まりに追いついていないことを指摘する。中国の台頭に対して従来のタカ派的な戦術では対処しきれなくなったアメリカは、経済や軍事の面で中国との関係を強化する方向に政策を転換した。

 その傍らで安倍政権は未(いま)だに中国脅威論に基づいて沖縄の要塞(ようさい)化を押し進めている。宮里は、日本政府が基地強化の理由にあげる海兵隊の抑止力や沖縄の地理的優位性には根拠がないと具体例をあげて批判する。そもそも海兵隊は日本防衛のために駐留しているのではないのだ。

 安倍政権の頑迷さは、じつは計算されたものではないのだろうか。この点において、対米追従と批判されがちな安倍政権にはむしろ「対米自立」の傾向があるとする宮里の指摘は重要なものだ。沖縄における自衛隊の前景化が彼の説を裏づけている。

 新基地建設に反対する沖縄の人々が相対しているのは沖縄防衛局や機動隊員であり、その背後にいる安倍政権なのだ。
 
<みやざと・せいげん> 1931年生まれ。政治学者。著書『日米関係と沖縄』など。

◆もう1冊
 
 佐藤優著『沖縄と差別』(金曜日)。沖縄に対する差別が背景にあるとの視点で新基地建設問題の本質に迫る論集。

「沖縄と差別」 佐藤優著(金曜日 2,268円税込)


画像



沖縄と差別
金曜日
佐藤 優

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by 沖縄と差別 の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル



沖縄と差別 [ 佐藤優 ]
楽天ブックス
佐藤優 金曜日発行年月:2016年07月 ページ数:318p サイズ:単行本 ISBN:978486


楽天市場 by 沖縄と差別 [ 佐藤優 ] の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル


商品基本情報
発売日: 2016年07月12日頃
著者/編集: 佐藤優
出版社: 金曜日
サイズ: 単行本
ページ数: 318p
ISBNコード: 9784865720112

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
いまも沖縄は「戦場」だ。中央政府の鈍感な対応に沖縄の怒りは沸点に近づいている。

【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 鳩山政権の「県外・国外」移設方針
第2章 「県外」主張する仲井眞知事の再選
第3章 玄葉外相など相次ぐ閣僚の問題発言
第4章 野田政権によるオスプレイ強行配備
第5章 安倍政権の強権と仲井眞知事の転向
第6章 選挙通じた民意を無視する安倍政権
第7章 「オール沖縄」で活動する翁長知事
第8章 翁長知事に対する国の訴訟とその和解
第9章 米軍属による女性殺人遺棄事件
対談 非暴力・不服従を前面にー佐藤優×元山仁士郎

【著者情報】(「BOOK」データベースより)
佐藤優(サトウマサル)
1960年、東京都生まれ。作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
<「沖縄ヘイト」言説を問う>(3) 作家・活動家 雨宮処凛さん(42)  ニ子玉川情報センター /BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる