小沢潰し主導した大物検事 第二の人生

小沢潰し主導した大物検事 第二の人生
【政治・経済】
日刊ゲンダイ2011年10月8日 掲載
http://gendai.net/articles/view/syakai/133042

今度は「政治資金法事件の相談」で稼ぐ

「検察という国家権力が小沢一郎個人を標的にしたとしか考えようがない」――。6日の初公判で民主党の小沢一郎元代表は、冒頭から、強い口調で検察を批判した。この前代未聞の魔女狩り裁判に小沢を追い込んだのが、元最高検公判部長の大鶴基成氏(56)だ。

 最高検検事、東京地検次席検事として「西松事件」や「陸山会事件」を実質的に指揮し、立件に難色を示す上層部と“対立”。結局、この強引な捜査手法に検察内部でも批判が出て、詰め腹を切らされる形で8月1日付で辞職した。

 辞めた直後は「弁護士100人規模の大手事務所に入るらしい」「いや、再就職は難しいだろう」「趣味のサックスプレーヤーになるのでは」とさまざまな「推認」が乱れ飛んだが、日刊ゲンダイ本紙は大鶴氏が都内の法律事務所に晴れて再就職したことをつかんだ。東京・港区の「サン綜合法律事務所」である。

 02年に開設された事務所で、他の所属弁護士の経歴を見ると、元東京地検特捜部検事、元東京高裁判事部総括……など、「ヤメ検」「ヤメ判」がずらり並んでいる。

「興味深いのは、この事務所の弁護士のひとりに北島孝久・元東京地検特捜部副部長が名を連ねていることです。北島氏は、金丸信・元自民党副総裁の脱税事件や、KSD事件などの捜査に関わり、かつて“特捜のエース”と呼ばれた人物。しかし、ライブドア事件を担当した直後の06年に突然、辞職しました。当時は『強制捜査の情報を漏らして責任を取らされた』『捜査方針をめぐって上層部と衝突した』といったウワサが飛び交いました。組織内のゴタゴタが理由で検察を去った大鶴氏のケースと同じです」(検察事情通)

 事務所のホームページを見ると、大鶴弁護士の主な取扱分野には、ナント、小沢を裁判所送りにした「政治資金規正法等の事件相談」と書いてある。本気なのか、ブラックジョークなのか。立場を変えて小沢の相談にでも乗る気なのか?

 早速、小沢裁判の冒頭陳述に対する“専門家”の見解を聞くために事務所に電話してみた。

――大鶴弁護士に小沢裁判の件でご意見を伺いたい。
男性「ちょっとお待ちください。(保留が3分間ほど続いた後)今はおりません」

――それでは、いつごろ戻るのですか。
男性「いつ帰るのかも分かりません……」

 サービス精神ゼロの対応だ。これでは大鶴弁護士の法廷デビューも当分、先になるだろう。 .



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