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zoom RSS 女子栄養大学の学生食堂・・・女子栄養大学が実践する地域の栄養改善の驚くべき成果

<<   作成日時 : 2011/11/29 22:14   >>

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食改善で健康になれば、消費税増税は必要なし?
女子栄養大学が実践する地域の栄養改善の驚くべき成果
JBpress2011.11.29(火)



http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/29955?blog=webryblog

川嶋 諭:プロフィール

 東京・駒込と埼玉県・坂戸市にキャンパスがある女子栄養大学の学生食堂は、「バランスがよく低カロリーでおいしい定食が食べられる」と、学外の一般客が詰めかけている。この学食のメニューを紹介したレシピ本『女子栄養大学の学生食堂』も人気だという。

 糖尿病や高血圧などの原因になる食習慣、「栄養」に無頓着な日本の医療行政や地域での栄養改善の取り組みと成果について、女子栄養大学の香川芳子学長に聞いた。

糖尿病も高血圧も劇的改善。食事を変えれば医療費は減る!

『女子栄養大学の学生食堂 [500kcalからの好バランス定食] 』(PHP研究所編、協力:女子栄養大学、税抜き1200円)


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女子栄養大学の学生食堂
楽天ブックス
500kcalからの好バランス定食 PHP研究所 PHP研究所発行年月:2011年01月 ページ数:


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川嶋 ヘルシーランチで話題になった、タニタの社員食堂の栄養士さんはこちらのご出身だそうですね。震源地はココかとばかり、最近は女子栄養大学にスポットが当たって、学食にもお客さんが大勢来るとか。

香川 近くにお勤めの方などは以前からお見えになっていましたが、ここにきて確かに外からのお客様が増えました。

川嶋 人気の秘密はどこにあるんでしょう。

香川 タニタの栄養士になった卒業生もそうですけれど、「四群点数法」といううちのやり方を、ただただ実践していることでしょうか。

 簡単に言いますと、食品を4つのグループに分け、それぞれを点数化することで栄養のバランスを取る方法です。

 第1群は乳製品と卵、第2群は肉、魚、豆類、第3群は野菜、イモ、果物、第4群には米などの穀物のほか、砂糖や油などが含まれます。


川嶋 主食の米が最後にやっと出てくるのが意外ですね。

香川 第4群の食品は皆さん大好きで、お腹が空くとまずそこに飛びつきます。でもそれらはエネルギーばかりが多くて、大切な栄養分はあまり含まれていないんです。だからまずはタンパク質やビタミン、ミネラルを摂りましょう、と。

 具体的には80キロカロリーを1点として、1日に第1群から第3群まで各3点ずつ食べるのが基本。それだけでは不足するエネルギーを、第4群で補うという考え方です。


川嶋 炭水化物でお腹をいっぱいにしては、必要な栄養分が足りなくなると。

香川 そうです。ちゃんと食べてるのに体の調子があちこち悪いという人は、たいてい第4群ばかり食べています。そこを直せば少々の体調不良はすぐに治っちゃう。

 私どもの学内には栄養クリニックがあります。これは学校創設者の香川綾が1968年に始めたものですが、クリニックにいらっしゃる患者さんは3カ月もすると生まれ変わったみたいに元気になるんです。一番効果が分かりやすい単純性肥満のほか、高血圧も糖尿病もウソのように改善します。

川嶋 お母様の香川綾さんも香川学長も医師の資格をお持ちなんですね。

香川 ええ。今、クリニックを引っ張ってくださっているドクターがうちに興味を持たれたのも、手こずっていた糖尿病患者があっという間に良くなってびっくりされたことがきっかけでした。


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香川芳子(かがわ・よしこ)氏
女子栄養大学学長、医学博士 (写真提供:女子栄養大学、以下同様)


川嶋 それはすごいですね。治療の中身が気になります。

香川 患者さんにやっていることは食事指導だけです。検査はしますが、薬は一切出しません。ところが医師会はそれに文句をつけるんです。お宅は検査機関だと。

 「薬を出さないと治療機関として認められない。患者が持ち帰らなかったことにすればいいから、形だけでも処方しなさい」などと。もう延べ4000人も指導して効果もはっきり出ているんですよ。開いた口がふさがりません。

川嶋 それが医師会の発想の原点ですね。儲けることばかり考えている。薬が要らないってことは、いくらでも医療費を削減できるってことでしょ。消費税を上げる必要もない。

香川 糖尿病患者など私が医学生だったころの100倍くらいになっています。透析が必要な方は30万人もいて、1人につき年700万円も医療費がかかっているんですが、近年は糖尿病性腎症で透析が必要な患者さんが増えています。

川嶋 かけ算したら途方もない金額になりますね。すでに1つの市場を形成しているとなれば、関わっている人はやめられない・・・。こりゃ問題だ。

香川 食事がめちゃくちゃでみんな病気になるから、こういうとんでもないことになるんです。子どものころからちゃんとした食べ方を身につけさえすれば、解決する問題がいくつもあります。

子どもの成績を上げる近道は「朝ご飯を食べさせること」

香川 女子栄養大学の創設は約80年前のことです。もともとは脚気の予防と治療のために胚芽米を普及させるのが目的でした。人間は昔から自然の食べ物を好き勝手にいじってきたのですが、お米なんかは代表的です。

 真っ白でピカピカじゃないといやだからと、糠も胚芽も削っちゃった。そういうお米のせいでビタミンB1が足りなくなるのが脚気の原因ですから、胚芽がついたままの米を食べれば治るんです。

 そうした食と健康の研究を深め、その成果を実践していただくためにおいしい料理を研究し、だれでも作れるように初めてレシピというものを作り・・・という流れでここまで来ました。

川嶋 料理雑誌の草分け「栄養と料理」もこちらのお仕事だとか。

香川 はい。もう75年も続いています。昭和41年から63年までの号はすべて、「栄養と料理デジタルアーカイブス」でお読みになれます。無料ですからぜひご覧ください。

栄養と料理デジタルアーカイブス
http://eiyotoryori.jp/

川嶋 みんなが栄養の知識を学ぶだけでも、大きな意味があるでしょうね。

香川 まずは医者が勉強しないと。おかしなことに、今の医学部では栄養学を教えていません。だから薬さえ飲んでればいいみたいなことになるんですよ。

川嶋 なんという欠落! 成人病を劇的に予防・改善できる技術がちゃんとあるのに学ばないとはね。それで医療費が膨れ上がってるんですから、見過ごせません。


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女子栄養大学・駒込キャンパスの学食の様子(一般の利用は13:00以降)

香川 子どもにしっかり教育することも大事ですが、こちらも壊滅状態です。中学校の場合、家庭科の調理実習は3年間で2回だけだとか。高校は2単位必修ですが、そんなの受験の邪魔だと言わんばかりにごまかして、教育委員会に注意されている学校がたくさんあります。

 そんな中、生徒たちはデンプンと油だけで作ったジャンクフードを、砂糖に色と匂いをつけただけのソフトドリンクで流し込みながら受験勉強をするわけです。これじゃ体を悪くするだけじゃなく、頭も悪くなります。

川嶋 朝ご飯を食べない子どもは成績が悪いとは、よく聞く話です。

香川 私たちは「早寝早起き朝ご飯」運動をずっとやっているんですけど、これは子どもの成績を上げる一番手っ取り早い方法です。朝起きたとき、体内には頭を回転させるブドウ糖がほとんど残っていません。そのまま学校で授業を受けても頭に入るはずがない。

 大人だって同じですよ。自動車運転のシミュレーターで実験すると、朝ご飯を食べていない人の事故率は、時速110キロを超えると食べた人の5倍になります。飲酒運転だけでなく、「朝飯抜き運転」も取り締まった方がいいんです。

 アメリカでは小中高とも学校で朝食を食べさせています。これを始めてから子どもたちの理数系の成績が上がって、非行も減ったそうです。


川嶋 夜遅くまで塾に通って、朝はギリギリまで寝てそのまま学校に行くなんてのは、愚の骨頂ということですね。

地域で成果続々。食から日本を変えるムーブメントを

香川 厚労省には頭にくることが多いんですけど、中でもここで声を大にして申し上げたいのは、二分脊椎症の子どもが増えているのに手を打たないことです。

 二分脊椎症というのは先天的な脊椎の病気で、足が麻痺したり、知能の発達が遅れて一生おむつが取れなかったりします。でも対策は簡単なんです。母親の体に葉酸が欠乏していることが原因ですから、穀物に葉酸を添加すればいい。

香川 法的葉酸強化といって、アメリカをはじめ世界60カ国でこれを義務化しています。

 フィリピンやインドネシアでもやっていますが、実はそれ、日本の援助を受けてのことなんです。

しかし厚労省ときたら、自分のところはほったらかし。諸外国ではどんどん減っている二分脊椎症が、日本では逆に増えているのにですよ。

川嶋 そりゃおかしい。どこかが狂っていますね。


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穀類への法的葉酸強化状況
Flour Fortification Initiative "Map of Global Progress" (資料提供:女子栄養大学、以下同様)



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妊婦の葉酸摂取量
2007年9月〜12月にかけて産婦人科外来で、アンケート調査(産婦人科治療 vol.97(1)74-79


香川 私たちは埼玉県坂戸市にもキャンパスがありますが、その坂戸市にかけあって、婚姻届けを出した人にはすぐに葉酸を摂るように指導しています。受胎して最初にできるのは脳ですから、妊娠する前に手を打っておかないと遅いんですよ。

川嶋 まずは地元からですね。

香川 ええ。パン屋さんに葉酸入りのパンを作ってもらったり、地元でいっぱい採れる小松菜の食べ方を地域の「寺子屋」で教えたりと、「坂戸市葉酸プロジェクト」として、ほかにもいろいろやっています。


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坂戸市一人当たり介護給付費比較
国枝寛: 日本公衆衛生学雑誌 学会抄録集56:167(2009)


 中でも力を入れているのは、お年寄り向けの取り組みです。高齢者施設で葉酸米を食べてもらっているのもその1つ。消化能力が落ちるお年寄りも葉酸が不足しがちで、それが脳卒中や認知症を引き起こすことがありますからね。

 実は先日、市長さんがお礼を言いに飛んできてくれたんです。市の介護費用が平成18年度から19年度の2年間の合計で22億円も減りました、ありがとうございますって。

川嶋 人口10万人の市で2年間で22億円。けっこうな額じゃないですか。


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坂戸市国民健康保険医療費の減少

香川 東京の荒川区とも提携しています。まずは、学校給食をお年寄りに食べてもらう「おたっしゃランチ・おげんきランチ」。バランスよく栄養を採れますし、お年寄りにとっては外出して人と接するいい機会になるんです。

 区内の飲食店を巻き込んだ「あらかわ満点メニュー」にも協力しています。手を挙げた飲食店の自慢料理を私たちが調べて、栄養面のアドバイスをする。それを受けて改善した店にはシンボルマーク入りの旗を立てるという趣向です。居酒屋を含めて、もう200店以上が参加しています。

川嶋 中央からの押しつけではなく、地方の現場からそういうアイデアが生まれるのが素晴らしい。もっと広がるといいですね。

香川 うちはしがない私学ですから、あんまり力がなくて(笑)

川嶋 いやいや全面的に応援しますよ。食から日本を変えるムーブメントを一緒に起こしましょう。





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