二子玉川 花日記…癒しの三徳 立葵(タチアオイ)この花の美しさに女神も席をゆずる(宋の時代の詩歌)

立葵の季節がやってきた。荒地を好み、コンクリートの僅かな隙間にも根を張り、すくすくと伸び、大きな可憐なな花をつける。大好きな花です。

玉川一丁目の土堤に咲く立葵


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玉川二丁目東急大井町線高架下に咲く立葵

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森 明彦著「身近な野の花のふしぎ」から立葵の頁を引用します。

癒しの三徳 ~タチアオイ~

 …この花の美しさに女神も席をゆずる(宋の時代の詩歌)。
 古代より暮らしの楽しみを支え、華麗な花を惜しげもなく咲かせ、道ゆく人の目と心をすっかり奪ってしまう。道端はもちろん、畑や駐車場の周りにいくらでもあるのでご存知の方もおおいはず。

野毛三丁目に咲く立葵


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 注意ぶかい人ならば、古い農家の周りに多いことに気がつく。タチアオイが3つの徳を持っているからであろう。
 まず流麗な見た目によらず、すこぶる頑健。花つきと実りもよく、勝手に殖える。しかも雄鶏のように“時”を知らせる。花が咲くころが田植え、夏野菜の植えどきで、花の終わりが梅雨の終わり…農家と園芸家は、こうして仕事の目安を教えてもらう。

稲荷橋の袂に咲く立葵


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 2つ目の徳は、働きものをいざなう魅力。ブラシみたいに突きだした雄しべに注目したい。ミツバチやハナバチは、これを見つけるとすっ飛んできて、上品な手仕事を好むレディーたちが、あられもなくぎゅっとしがみつき、恍惚嬉々としてドタバタとのたうちまわる。花が大きく、数も多いから、広告効果は絶大。記憶力のよいハナバチたちに、あなたの畑を覚えさせたい。

中町二丁目に咲く立葵


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 3つ目は、薬草として。胃痛、痛風、打撲、婦人病、ハチ刺され…なんと50の症状に効く万能薬として珍重されたという。その多くは歴史の狭間に消えてしまい、いまでは疲れた心を癒し、自然美の灯し火を与えてくれる初夏の友達として活躍する。

中町二丁目矢沢川に咲く立葵


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 そもそも中国から伝えられたといわれるが、これとは別に、西洋からやってきた仲間たちにも、そうそうたる顔ぶれが並ぶ。これも日本の道端にすっかり馴染んでいる。



「身近な野の花のふしぎ 庭に咲く花から野山で見かける花まで、彩りあふれる世界へようこそ」(サイエンス・アイ新書) 森昭彦著(ソフトバンク クリエイティブ 1,000円)

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その色、その姿、だからあなたは夢中になる!!
家の庭や公園、道端、街中、荒地、野山などで色とりどりに咲き乱れ、私たちの目と心を楽しませてくれるステキな花たち。本書はこの、日本の四季を彩るこの野の花たちの魅力を、超美麗イラスト&写真とともに解説していきます。

家の庭や公園、道端、街中、荒地、野山などで色とりどりに咲き乱れ、私たちの目と心を楽しませてくれるステキな花たち。
本書はこの、日本の四季を彩るこの野の花たちの魅力を、超美麗イラスト&写真とともに解説していきます。
花というと美しい花びらだけを見てしまいがちですが、植物としての魅力も、本書で思う存分味わってください。
そうすればきっと新しい世界が開けますよ。

第1章 お庭と畑の居候<庭と畑編>
第2章 密航者たちの横顔<帰化植物編?>
第3章 むかし貴重種、いま雑草<帰化植物編?>
第4章 熱い抱擁と下心<ツル性植物編>
第5章 不思議な名前のそのワケを<道端、荒地、草地編>
第6章 森の名工、芸術家<雑木林、公園、低山帯編>

身近な野の花のふしぎ
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庭に咲く花から野山で見かける花まで、彩りあふれる世 サイエンス・アイ新書 森昭彦 ソフトバンク クリ


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商品情報
・発売日: 2010年05月
・サイズ: 新書
・ページ数: 254p
・ISBNコード: 9784797356366

【内容情報】
家の庭や公園、道端、街中、荒地、野山などで色とりどりに咲き乱れ、私たちの目と心を楽しませてくれるステキな花たち。本書は日本の四季を彩る野の花たちの魅力を、超美麗イラスト&写真とともに解説していきます。

【目次】
第1章 お庭と畑の居候ー庭と畑編
第2章 密航者たちの横顔ー帰化植物編1
第3章 むかし貴重種、いま雑草ー帰化植物編2
第4章 熱い抱擁と下心ーツル性植物編
第5章 不思議な名前のそのワケをー道端、荒地、草地編
第6章 森の名工、芸術家ー雑木林、公園、低山地編

【著者情報】
森昭彦(モリアキヒコ)
1969年生。サイエンス・ジャーナリスト。ガーデナー。自然写真家。おもに関東圏を活動拠点に植物と動物のユニークな相関性について実地調査・研究・執筆を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



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