毎日新聞 2012年07月11日社説:原監督「恐喝」 野球協約は死んだのか…警察、国税庁は、傍観?

社説:原監督「恐喝」 野球協約は死んだのか
毎日新聞 2012年07月11日 02時30分


 プロ野球の憲法ともいうべき野球協約は死んでしまったのだろうか。

 選手時代の女性関係を理由に巨人の原辰徳監督が06年8月、プロ野球関係者を名乗る男性らに要求されるまま現金1億円を支払い、さらに巨人OBでDeNAの中畑清監督が仲介していたとの記事が週刊文春に掲載された。衝撃と波紋が球界を超えて広がったのは男性らが「元暴力団員」と報じられたからだ。

 プロ野球はいち早く暴力団排除活動に取り組み、野球協約の第180条で反社会的勢力である暴力団員らとの交際や金品の授受などを禁じている。違反すれば失格処分だ。原監督は、警視庁が作成した「暴力団追放 三ない運動(暴力団を恐れない、暴力団に金を出さない、暴力団を利用しない)」のポスターに登場していた。事実なら裏切り行為だ。

 巨人は男性らが大金を要求しつつ「同じ野球界の人間だから任せなさい」と言ったことに触れ、暴力団などの威力を示す恐喝ではなく、反社会的勢力であるという認識を原監督が持ちようがなかったと発表した。原監督はゆすられていると思ったが、男性らが「助ける」と言っているのだから任せようという気持ちも生じ、支払いに応じたという。

 いずれにしても、1億円を要求したのが「プロ野球関係者」だったことは巨人も認めている。

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