原スキャンダル…相手は野球賭博で逮捕歴 「これが大リーグなら調査委設置して徹底的にやる」

原スキャンダルにほっかむりの加藤コミッショナーを今すぐクビにしろ!
【野球】
日刊ゲンダイ2012年7月7日 掲載


相手は野球賭博で逮捕歴


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<「これが大リーグなら調査委設置して徹底的にやる」>

「これが大リーグならコミッショナーがすぐに調査委員会を設置して徹底的に調べますよ」
 こう言うのは大リーグに詳しいスポーツライターの友成那智氏だ。
「これ」とは、「週刊文春」が報じている巨人原監督の一連の「不倫1億円スキャンダル」事件。原監督からスキャンダルの口封じ代として1億円を受け取った元暴力団員の関係者が、ネットによる野球賭博開帳で大阪府警に逮捕されていたことも新たに報じられている。まさにドロドロのドロ沼で、どこまで広がりを見せるのかわからない。
「大リーグの歴史はマフィアとの決別の歴史といっても過言ではない。1919年に八百長のブラックソックス事件が起きたが、当時はマフィアが球場にやってきてノミ行為をしたり、選手を買収して八百長を仕掛けたりした。事態を深刻に受け取った大リーグは司法関係者をコミッショナーに就かせた。そのコミッショナーの指揮の下、徹底的な調査、排除を行い、野球を健全なスポーツにした」(友成氏)
 1990年、ヤンキースのオーナー・スタインブレナーはコミッショナーから2年間の資格停止処分を受けた。マフィアと接触し、不仲だった主力選手・ウィンフィールドに不利な情報を流す工作をしたためだ。メッツなどで抑えとして活躍したジョン・フランコはマフィアにタダ券を融通したとして、マスコミからコテンパンに批判を浴びた。
 大リーグ機構もマスコミもメジャーリーグのイメージダウンや不正につながる、マフィアと球界関係者の接触には厳しい監視の目を怠らず、少しでも疑惑があれば徹底調査、処分をするのである。

 それに引き換え、日本の加藤コミッショナーはまったく何もしない。これだけ具体的な話が報じられているのに、調査に乗り出すどころか原監督を励ますノーテンキぶりだ。先月29日、交流戦の表彰式出席のため訪れた東京ドームで原監督と顔を合わせると、
「野球に集中して頑張ってください」
 と話したというから、開いた口がふさがらない。
 野球協約180条にはプロ野球に関わる人間の反社会的勢力(暴力団等)との交際や金品授受などを禁じている。原監督の行為はこれに抵触する可能性がある。そうした目で見ているファンも少なくない。
「原監督は被害者」「相手は反社会的な勢力ではない」などと巨人は主張しているが、それはあくまで巨人の一方的な言い分。まったく逆の情報もあるのだから、徹底的に調べて黒白をつけるのがコミッショナーの役割だろう。その結果、「白」だというなら原監督や巨人の言い分が正当化され、ファンも納得する。
 大リーグ機構には元FBIや元警察官が職員として雇われている。いったん、事が起これば、そうした人たちが動く。日本野球機構にはそうした人材はいないが、だからといって何もやらない、できないという理由にはならない。弁護士でも警察関係者でも委員にして調査委員会をつくればいいからだ。加藤コミッショナーは陣頭指揮を執り、低反発の統一球を導入した。その気になれば調査はいくらでもできる。ファンの後押しもあるはずだ。
 加藤コミッショナーは6月で任期が切れ、とりあえず12日まで任期延長となっている。振り返れば、同コミッショナーは昨年の大震災のときも、巨人やセの開幕強行のお先棒を担いで世論の猛反発に遭い、担当大臣に顔を洗って出直せ、と言われて赤っ恥をかいたのは記憶に新しい。今回も巨人にすり寄って再任を果たそうという魂胆なのか。いずれにしろ、大事なときにクソの役にも立たないコミッショナーなどいらない。 .

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