あまり知られぬ小陰唇、大陰唇、クリトリスの役割を識者解説

あまり知られぬ小陰唇、大陰唇、クリトリスの役割を識者解説
NEWSポストセブン2012.09.24 15:59


 私たち日本の女性は女性器についてどう思っているのか。本誌が20代以上の女性100人にアンケートを取ったところ、「自分の女性器に自信がありますか?」との質問に、「自信がある」と答えたのはわずか16%。64%の人は「自信がない」と答えた。「機能面には自信がある」は12.0%、「色や形には自信がある」は2.0%、20%の人は「比べるものがないからわからない」などと回答した。

 女性器に悩みを持っている女性は35%。「どういう点について悩んでいますか?」との質問には、「毛深い」42.9%、「におい」25.7%、「小陰唇が大きい」20.0%という結果だった。悩みはないが、自信はもてない女性が多いことがわかる。

 ここであらためて、女性器の役割について押さえておこう。女性医療クリニックLUNAグループ理事長の関口由紀先生が解説する。

「女性器には、卵巣や子宮、膣などの内性器と、小陰唇や大陰唇、膣口などの外性器があり、これらを骨盤底筋が支えている構造になっています。内性器が子孫繁栄のためになくてはならない生殖器官であることはいうまでもありませんが、外性器もまた、生殖を担う重要な器官です」

 例えば小陰唇や大陰唇。大きさを気にする人が多く、何のためにあるのか知らない人も多い器官だ。

「小陰唇は雑菌などの外敵が膣内に入らないように防ぐためにあります。性的に刺激を受けて興奮すると、充血して膨らみ、自然と開くようになっています。大陰唇がぷっくりと膨らみを持つのは、外部からの衝撃を和らげるクッションの役割を果たしているからです」(関口さん)

 性感帯として知られるクリトリスはどうなのか。

「クリトリスは神経が集中した非常に敏感な器官で、ここを刺激されると9割以上の女性がオーガズムに達します。女性もセックスを楽しめないと、次への意欲も減少する。そうなるとなかなか妊娠まで至らないので、クリトリスもまた、生殖機能を持つ生物として必要な臓器なのです」(同前)

 女性器の形状はそれぞれ千差万別で、本来、こうした役割を満たしていれば問題は全くないはずだが、他人のそれを見たことがない人がほとんどだけに、悩み始めると答えが出ない。だからこそ、英ロンドンで開かれた女性器展(571人の女性器を石膏でかたどった模型展)は欧米で大いに話題になり、女性たちが殺到したのだ。

 展示された女性器を見ていくと、小陰唇がほとんど隠れている性器から小陰唇が大きく発達した性器、クリトリスが埋没しているものから大きく突起したものまで、確かに驚くほど千差万別だ。

※女性セブン2012年10月4日号

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