体育系入試中止 橋下が強行 アッサリ引き下がった下村文科相

体育系入試中止 橋下が強行 アッサリ引き下がった下村文科相
【政治・経済】
日刊ゲンダイ2013年1月23日 掲載


“国会で協力”の政治判断か


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 予算凍結をチラつかせて大阪市教育委員会を脅し、桜宮高校の体育系2科の入試中止を決定させた橋下徹市長。

 22日は「桜宮高校では、手を上げる指導が正当化されている雰囲気がある。人事の刷新はどうしても必要」と、改めて運動部に関わる全教員の異動を求めた。

 生徒からは不安の声が上がっているが、橋下は「生徒にとっていい先生が、教育的にいい先生とは限らない」と意に介さず。市教委を支配下に置き、人事も強行させるつもりだ。

 どこまでも執念深い男だが、情けないのは指導する立場にある文部科学省だ。下村博文大臣は当初、「直前の入試中止は、受験生に重大な影響を与える」「(橋下市長が)騒動を起こすきっかけになっている」と批判していた。

 全教員の異動についても「1つの高校だけで済む話ではない」と反発していたが、21日に入試中止が決定されると急にトーンダウン。「市教委が判断したことなので、尊重したい」と矛を収め、同校の生徒や受験生をガッカリさせた。

「市を指導する立場として、大臣は『入試中止は撤回すべき』と言うこともできたはずです。でも、言った途端に、橋下市長に100倍にして返される。入試中止は波紋を呼んでいますが、プロセスに問題はなく、明白な法令違反もしていない。『文科省が口を挟む事案じゃない』と市長から反撃されるのを恐れたのでしょう。来週から国会が始まります。日銀総裁人事もあり、“ねじれ”の参院では議員が3人いる『維新の会』の協力も必要。『橋下の機嫌を損ねてはいけない』という政治判断もあったはずです」(文科省担当記者)

 こうして橋下は、ドンドンのさばっていく。

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