綾瀬はるか 大河ドラマ「八重の桜」を語る

綾瀬はるか 大河ドラマ「八重の桜」を語る
【芸能】
日刊ゲンダイ2012年12月29日 掲載



画像


「銃は重くて持ってるだけで手がプルプルしちゃった」

<前半の見どころはスペンサー銃をぶっ放す男前な八重>

 13年の大河ドラマは綾瀬はるか主演の「八重の桜」。これまで歴史的にもドラマなどでも取り上げられることがなかった新島八重の物語だ。ドラマ化が決まって新たな事実が次々に出てきたほどだから、手あかがついていない人物ともいえる。

 八重。会津藩の砲術指南の山本家に生まれ、17歳離れた兄・覚馬の影響で銃の扱いを学んだ。長州藩、薩摩藩らの新政府軍に攻め込まれ、鶴ケ城に籠城。夫の川崎尚之助らと戦う。この会津・戊辰戦争で八重は7連発のスペンサー銃で敵に立ち向かった。「幕末のジャンヌ・ダルク」といわれるゆえんだ。敗れて後、尚之助とは離れ離れになり、京都守護職にあった藩主・松平容保に請われ京都にいる覚馬を頼って移る。そして、同志社大を創立した新島襄との運命の出会い。襄は密出国してアメリカに渡り、10年後に帰国。クリスチャンで洋風の文化を日本にもたらした先駆者だ。
「八重の桜」では八重や覚馬、襄と将軍徳川慶喜はじめ、佐久間象山、吉田松陰、勝海舟、板垣退助ら維新を生きた大物との知られざる交流も描かれる。江戸末期から明治にかけて「賊軍」といわれた会津から見た日本の夜明けの物語である。

<「会津弁で大丈夫だよは『さすけね』」>

 前半の見どころは男前な八重。銃の名手で、鶴ケ城に立て籠もった会津藩士ら5000人超の中でも際立った女性だった。

「幼少時代の八重は力持ちで男の子と瓦の持ち比べをしたり、競い合ったりする女の子。私も幼少時代は男子と競い合っている部分があって共感できるというか、似てるというか。銃を取り扱ったりする(覚馬の)姿にすごく憧れていたんだろうなと思います。最初(銃を)持った時は重くて持ってるだけで手がプルプルしちゃって、大丈夫かなって思ったけど、腕立て伏せをして鍛えたりしています」(綾瀬)

 チーフ演出の加藤拓氏は「7連発で撃てるスペンサー銃をしっかりと再現しない限り、八重の立ち位置が描けない」と語る。また、八重の銃さばきなどについて制作統括の内藤愼介氏は「(綾瀬は)異常に運動神経がいい。吹き替えでやっているんじゃないかというくらい機敏に動いている」と言う。

 初回の冒頭で綾瀬が銃をぶっ放し、「ヨシ」と叫ぶシーンがある。会津時代の見どころはガンウーマンの綾瀬である。

<新島襄と結婚。「悪妻」といわれた京都時代>

 開城後、八重は覚馬のいる京都に向かう。負けても前向き、「ならぬものはならぬ」という会津の頑固な気風はそのままで、アメリカ帰りの襄に出会う。襄は初のクリスチャンの学校、同志社英学校をつくるが、キリスト教を邪教扱いする仏教徒や神官らの排撃に遭う。しかし、2人とも信念を曲げない。そのため八重は「悪妻」呼ばわりされる。

 加藤拓氏は「京都の街中で(八重は)非常に不評だった」という。

 綾瀬は――。
「時代を先取りして、新しいもの、例えばキリスト教に入っていったりとか、学校をつくっていったり、そういうどんどん進んでいく感じがすごいなと思いました」
「襄を『ジョー』と呼び捨てにしたり、襄さんがアメリカから帰ってきた人だったということもあり、当時では考えられないレディーファーストだったり。そういう襄との関係を周りから見ると悪妻というふうに映ったのだと思います」

 覚馬、襄がこの世を去り、その頃を境に同志社から離れた八重は日本赤十字社の活動に参加して正会員になり、日清・日露戦争で篤志看護婦として従軍する。これが物語の後半である。

 大河は長丁場。1年間をどう乗り切るか。
「だんだん寒くなってきたので体を冷やさないように気をつけています。温かいものを飲むようにしたりとか、肩甲骨を回すようにしています」
 ?? では、普段の綾瀬はどんな人なのか。八重のように意地っ張りな面もあるそうだ。

「(人に)『風邪ひいてるよ』とか、『疲れているから早く寝た方がいい』って言われても、夜走りにいく。走んないとスカッとしないみたいなところがあって」

 また、つらい時は「グッとこらえる……本当に眠くて寝たいと思うんだけど、絶対、お風呂に入るとか」と天然な発言も連発するのだが……。

 ドラマでは会津弁が飛び交う。
「『すわらんしょ』はそこにすわりなの意味。ありがとうは『ありがとなし』、大丈夫だよは『さすけね』って言います」と言う綾瀬、すっかり会津に馴染んでいるようだ。「八重の桜」のスタートは1月6日。


八重の桜 前編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)
NHK出版
2012-12-20

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by 八重の桜 前編 (NHK大河ドラマ・ストーリー) の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル



八重の桜 一
NHK出版
山本 むつみ

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by 八重の桜 一 の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル



NHK大河ドラマ 八重の桜プレミアムガイド 新島八重入門
ホーム社
ホーム社

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by NHK大河ドラマ 八重の桜プレミアムガイド 新島八重入門 の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル






NHK大河ドラマ 「八重の桜」完全読本 (NIKKO MOOK)
産経新聞出版
2012-12-20

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by NHK大河ドラマ 「八重の桜」完全読本 (NIKKO MOOK) の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル



NHK大河ドラマ「八重の桜」完全ガイドブック (TOKYO NEWS MOOK 328号)
東京ニュース通信社
2012-12-20
ニュース企画

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by NHK大河ドラマ「八重の桜」完全ガイドブック (TOKYO NEWS MOOK 328号) の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル


この記事へのコメント

この記事へのトラックバック