宮沢りえ、大女優に!“代役”で飛躍した芸能人 綾瀬はるか、井上真央も…

宮沢りえ、大女優に!“代役”で飛躍した芸能人 綾瀬はるか、井上真央も…
ZAKZAK2013.05.17


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宮沢りえ

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 大女優誕生の瞬間と言えよう。舞台「おのれナポレオン」(東京芸術劇場)で12日、千秋楽に立った宮沢りえ(40)。心筋梗塞で降板した天海祐希(45)の代役を見事に務めきった。代役には大きなリスクが伴う。前任者との演技力が比較され、女優としての評価にも響く。130以上の台詞をこなし、3日間4回の公演をこなした彼女の表情は安堵感に満ちていた。

 酷なことを言うようだが生き馬の目を抜く芸能界では、昔から「人の不幸は蜜の味」という言葉がある。ある大物タレントに交通事故報道があった早朝、テレビ局プロデュサーの机の前には、プロダクションのマネジャーたちが列を作る。そんな逸話を聞いたのは一度や二度ではない。

 代役をものにして大スターにのし上がった例は珍しくないのだ。

 その代表例は、アメリカ映画「傷だらけの栄光」で世界的スターへの足掛かりをつかんだポール・ニューマンだ。当初ロッキー・グラジアーノ役は、ジェームス・ディーンが演じるはずだったが、自動車事故で他界。映画初主演の代役のニューマンは、この映画の大ヒットで一躍、世界的スーパースターに羽ばたくターニングポイントになった。

 日本でも代役からスターに駆け上った例は珍しくない。NHK大河ドラマ「八重の桜」の主役を演じる綾瀬はるか(28)が飛躍したきっかけは代役だった。


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綾瀬はるか(28)

 当時、グラビアアイドルにすぎなかった新人の彼女がチャンスをつかんだのは2004年に放送されたドラマ「世界の中心で、愛をさけぶ」。当初、石原さとみ(26)がキャスティングされていたが降板。「髪を剃るのが嫌だったのでは?」と噂された。

 綾瀬は、白血病に冒されたヒロインを演じるために髪を剃る女優魂を見せる。これが後に「JIN-仁-」のヒロイン起用につながった。

 井上真央(26)も急転直下の代役でブレークしている。出世作となったドラマ「花より男子」(05年)の牧野つくし役は、当初は上野樹里(26)が演じる予定だったが、「のだめ」が作品と被るため、井上が主演に抜擢された。結果は平均視聴率20%超えの大ヒット、NHK朝の連続テレビ小説「おひさま」の主演から紅白歌合戦の司会へとつながっていく。


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井上真央(26)

 少し時代は遡る。

 32年間もシリーズが続いた学園ドラマ「3年B組金八先生」の当初の主役は、「きみの朝」が大ヒットしていた歌手の岸田敏志(60)=当時は岸田智史=だった。しかしスケジュールの都合から武田鉄矢(64)にお鉢が回り、先生役で俳優として確固たる地位を築いている。


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武田鉄矢(64)

 面白いのはビートたけし(66)の例。89年に公開された映画「その男、凶暴につき」は、故・深作欣二監督、主演がたけしで話が進められていたが、深作監督が辞退。たけしは脚本の書き直しを条件にメガホンをとり、「世界のキタノ」誕生のきっかけをつかんだ。


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ビートたけし(66)

 大映ドラマ「スチュワーデス物語」の当初の主演は小泉今日子(47)だったがアイドルの絶頂期で、多忙を理由に断念。同じ82年組の堀ちえみ(46)が演じて、「ドジでノロマな亀」の形容詞が流行語になるほどの人気ヒロイン誕生となった。


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堀ちえみ(46)

 代役は何らかのトラブルがあった時に生じる。そのワンチャンスが本家を上回った時、大スターへの道が切り開かれてゆく。 (芸能評論家・肥留間正明)

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