米国開幕見送りで 言いだしっぺ加藤良三氏はまた“他人事” (週刊文春2013.07.10 )

米国開幕見送りで 言いだしっぺ加藤良三氏はまた“他人事”
週刊文春2013.07.10 12:00



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こんなに当事者意識のない人は珍しい Photo:Jiji

 巨人と阪神が検討していた来季開幕戦のアメリカ開催が見送られた。来年3月21日に巨人主催でドジャースタジアム、翌日はエンゼルスタジアムで阪神主催という計画だったが、巨人の桃井恒和球団社長は「選手のコンディショニングがキツい」、阪神の南信男球団社長は「甲子園での巨人戦が1試合減るわけやから、メリットがないとね」と、見送りに至る経緯を説明した。

 そもそも、日本のファンにとっては何のメリットも感じられないこのイベントを、なぜやろうとしていたのか。

「建前としては、来年で80周年を迎えるプロ野球の記念事業の一環とされていますが、もともとは、アメリカ好きの加藤良三コミッショナーが個人的な希望から言い出したこと。並々ならぬ意欲を示して、『西海岸などは日系人も多いので人気も出るのでは』などと言っていた。ただ、言い出したからといって、資金面での協力などをする訳ではなかった。NPB関係者も『記念事業というならNPBから巨人と阪神にカネを出すべきだけど、出す余裕はない。赤字必至の両球団は可哀想ですよ』と同情するほどでした」(スポーツ紙デスク)

 結局、当該2球団に丸投げで、リスクは球団側だけが負う形だったのだ。

「しかも、他の10球団が、どうぞご勝手に、という感じで、全く協力してくれないと当該球団は嘆いていたのに、調整に動いてしかるべき加藤氏は何もしなかった。いつものように全く指導力を発揮せず、他人事でした。それでも、アメリカでの開幕戦が実施されていたら手柄は自分のものだったのでしょう(笑)」(同前)

 このニュース、今月5日にスポーツ紙各紙で第一報が報じられた。

「直前の甲子園での3連戦のときに両球団が話し合い、見送りを決めたようです。ただ、加藤氏はやる気満々なので、外堀を埋めるために報道を先行させ、既成事実化させたと聞いています」(球界関係者)

 両球団の“見送り決定”の報道を受けて、加藤コミッショナーは、こんなコメントを出している。

「これは基本的に12球団の興行権の問題。NPBの主催行事とは違う。私から、こうしろ、と言える性質のものではない」

 最後まで他人事のような言葉……。呆れるしかない。

文「週刊文春」編集部

※この記事の公開期間は、2016年07月09日までです。

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