巨人原監督の親心が滲み出た日本シリーズ第7戦 8回ウラの西村投入

巨人原監督の親心が滲み出た日本シリーズ第7戦 8回ウラの西村投入
NEWSポストセブン2013.11.05 12:00

http://www.news-postseven.com/archives/20131105_225475.html

巨人原監督の親心が滲み 出た日本シリーズ第7戦 8回ウラの西村投入


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【巨人原監督の親心が滲み 出た日本シリーズ第7戦 8回ウラの西村投入】
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死に体を作らず、シリーズを終えられた。

2013年の日本シリーズは楽天が巨人を4勝3敗で下し、球団創設9年目で初の日本一になった。第7戦の9回表には、前日160球で完投負けを喫した田中将大を投入。テレビ中継では、3対0という楽天優勢の展開だったこともあり、8回裏は、楽天の攻撃よりもブルペンで調整する田中の姿が頻繁に映し出された。

だが、楽天の盛り上がりをよそに、巨人の原辰徳監督は来季への布石をきちんと打っていた。第5戦の延長10回に楽天に勝ち越しを許し、敗戦投手となった抑えの西村健太郎を送り込んでいたのだ。西村は嶋、牧田を連続三振、岡島を左飛に打ち取り、三者凡退で楽天の攻撃を片付けた。

この三者凡退は、来季の巨人にとって、非常に意味のあるものだったと言える。1年間、クローザーとして見事な結果を残してきた西村。日本シリーズでも第1戦でセーブを挙げ、上々の滑り出しをみせた。しかし、勝てば王手を掛けられる第5戦で救援に失敗。1シーズンの働きが無になるかのような敗戦と受け止められ、本人も立ち直るまでには時間が掛かりそうに思えた。

原監督は第6戦、4対2とリードした終盤、西村を投入することなく、逃げ切りをはかり、巨人は勝利をもぎ取った。

西村の心境が穏やかなはずはない。シーズンで42ものセーブを挙げ、防御率1.13という安定感を誇りながら、勝負を決する日本シリーズ第6戦ではある意味、戦力外通告を受けたのだ。

仮に、このままシリーズが終わってしまえば、西村は悶々とした気持ちでオフを過ごすであろう。それが0対3と負けている場面とはいえ、三者凡退に抑え、2013年を終えた。

これは、精神的に大きくプラスになるはずだ。

たしかに、第7戦のほぼ勝負が決したような場面で出てきて抑えたからといって、本人にとっても慰めにもならないかもしれない。

しかし、第6戦以降、一度も登板しないまま幕が引くよりは、1回でも投げ、抑えたという証が残れば、本人の気持ちは幾ばくか楽なはずである。

原監督は、西村健太郎の価値を存分に理解していた。日本シリーズでリリーフに失敗したからといって、西村のシーズンでの値打ちは下がるものではない。来季の西村は、必ずリベンジを果たしてくれるはずだ。

(落合知)

※写真は原 辰徳『原点―勝ち続ける組織作り』(中央公論新社)より

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