人情家で人を殺すのが嫌い=異色の戦国武将・黒田官兵衛-作家・童門冬二氏に聞く

人情家で人を殺すのが嫌い=異色の戦国武将・黒田官兵衛-作家・童門冬二氏に聞く
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黒田如水像(福岡市博物館所蔵)。黒田官兵衛は隠居後に「如水」と号した

 2014年のNHK大河ドラマの主人公に取り上げられ、注目が集まる戦国武将・黒田官兵衛。豊臣秀吉の「軍師」として天下取りの戦略に取り組み、福岡黒田藩の基礎を築いた官兵衛だが、殺伐とした戦国時代にしては珍しく、人情家で「人を殺すのが嫌い」な武将だったという。歴史小説を多く手掛け、昨年11月に「黒田官兵衛-知と情の軍師」(時事通信社)を出版した作家の童門冬二氏に、官兵衛の人柄や事績について聞いた。

「黒田官兵衛 知と情の軍師」童門冬二著(時事通信社 1,680円)


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黒田官兵衛―知と情の軍師
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知と情の軍師 童門冬二 時事通信出版局 時事通信社発行年月:2013年11月 ページ数:254p サ


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・発売日:2013年11月
・著者/編集:童門冬二
・出版社:時事通信出版局 , 時事通信社
・サイズ:単行本
・ページ数:254p
・ISBNコード:9784788712942

【内容情報】
戦国の世を駆け抜けた稀代の軍師の実像に迫る。大河ドラマがもっと面白くなる。

【著者情報】
童門冬二(ドウモンフユジ)
1927年東京生まれ。東京都庁に勤務し、知事秘書、広報室長、企画調整局長、政務室長などを歴任後、79年に退職。本格的な作家活動に入る。『暗い川が手を叩く』で第34回芥川賞候補。99年勲三等瑞宝章を受章

 -黒田官兵衛と言えば、豊臣秀吉を支えた「軍師」で、自身も天下を取る野望があったとも言われています。冷酷な武将といったイメージも浮かびますが、実際にはどうだったのでしょう。

 童門:黒田官兵衛の逸話集が死後に編さんされていて、エピソードはいろいろ伝わっています。それを読む限り、「冷酷」とか「野望を秘めた」といった感じはしません。むしろ、人情家で律義な男だったというイメージですね。

 -どんなエピソードから、そう感じられたのでしょう。

 童門:例えば、息子に家督を譲った後の晩年のことですが、幼い子どもたちにとても好かれたという話があります。子どもというのは、本能的に人柄を見抜きますから、官兵衛が根っからの善人でなければ、そういう逸話は残らないと思います。

 -人を殺すのが嫌いだったようですね。

 童門:この時代、戦国武将の家臣は軽い罪で首をはねられることも多かった。でも、官兵衛は殺さずに生かして使ったという話も残っています。

 -武将として優れていたことは間違いないわけですね。

 童門:本能寺の変で織田信長が倒れてから、秀吉が天下を取るまで、その戦略を支えたことは確かです。ただ、有能過ぎて、秀吉やその後に天下人になった徳川家康から警戒されたことも事実だと思います。


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童門冬二氏

 -官兵衛には、自分が天下人になる「野望」はあったのでしょうか。

 童門:なかったと思います。官兵衛には高い先見性があって、歴史の流れを先読みしていました。織田信長が旧来の仕組みを破壊して、豊臣秀吉が新しいものを建設し、徳川家康がそれを維持・管理していくという役割を早い段階から見通していましたから、そこに自分の出る幕があるとは考えなかったと思います。

 -官兵衛が持っていた野心はどんなものだったのでしょう。

 童門:大将の下で戦略を練る「軍師」という立場に、満足していたとは思えません。軍師を企業の組織に当てはめれば「スタッフ職」で、アイデアを出すことはできても決定権がありません。官兵衛は初め、そうした陰の存在だったわけですが、ある時点から決定権を持つ「ライン職」、当時で言えば一国一城の主(あるじ)になることを目指したのだと思います。

 -自ら方向転換をしたということですね。

 童門:官兵衛は、40歳を過ぎて豊前(現在の福岡・大分県)6郡の領地を与えられ、一城の主になりますが、武将としての統率力があっただけでなく、経営感覚にも優れていました。それに義理堅く、律義な人物でしたから、周囲から慕われたはずです。

 -下剋上の時代に義理堅い武将というのは珍しいですが、人間としての官兵衛をどのように評価されますか。

 童門:官兵衛のことを調べているうちに人柄が分かって、戦国武将の中でもとても好きな存在になりました。同じ時代に生きていれば、一緒に酒を飲んで語り合いたいような人物です。

(時事通信2014/01/02-11:00)


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