「ももクロ論」清家竜介、桐原永叔著(実業之日本社 1260円)

「ももクロ論」清家竜介、桐原永叔著(実業之日本社 1260円)
日刊ゲンダイ2014年2月10日 掲載

http://gendai.net/articles/view/book/147855

■AKB48「総選挙」には日本的権威主義があらわ


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「ももクロ論 水着と棘のコントラディクション」清家竜介、 桐原永叔著(実業之日本社 1,260円)

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ももクロ論 水着と棘のコントラディクション
有楽出版社
清家 竜介

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ももクロ論 水着と棘のコントラディクション[本/雑誌] (単行本・ムック) / 清家竜介/著 桐原永叔/著
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・発売日:2013年10月
・著者/編集:清家竜介, 桐原永叔
・出版社:有楽出版社 , 実業之日本社
・サイズ:単行本
・ページ数:303p
・ISBNコード:9784408593999

【内容情報】
ももクロ、AKB48、あまちゃんー。震災の後、なぜ社会はアイドルを求めたのか?

【目次】
第1部 ももクロはAKB48を超えるか?-アイドル消費における鎮魂とカーニヴァル
“紅白の向こう側”のアイドル革命『5TH DIMENSION』の衝撃
3・11と鎮魂としての芸能/Z革命と“妹の力”
消費文化の幻想と“ももクロ”
不可能性の時代の“ももクロ” ほか
第2部 まばゆい笑いの発作ーアイドルとロックのためのパフォーマンス論
大衆音楽批評と、語り得ないもの
アウトサイドのアイドル
楽譜に載らない音への欲望
クラウドソーシング時代のエンターテインメント
発声と即興、ダイアローグとポリフォニー ほか

【著者情報】
清家竜介(セイケリュウスケ)
1970年生まれ。専門は社会哲学・社会学。現在、早稲田大学助教。メディア論とコミュニケーション論を基礎に、コミュニティと人々の主体性の変容について考察している。論文「ジンメルと近代的自由」(『経済社会学会年報』第25号)で第一回高田保馬賞奨励賞受賞

桐原永叔(キリハラエイシュク)
1970年生まれ。編集者/ライター。『IT批評』編集長。シナリオライター、出版社勤務を経て、現在、眞人堂株式会社代表。これまで多数の書籍の編集を手がける。ビジネス書籍の企画制作のほか、企業の広報活動コンサルティング、各種ビジネスセミナー企画・運営などを行う。


 ちかごろのアイドル論といえば、××学者が専門知識を駆使しながら妙に熱っぽい口調で深読み・裏読みを連発している。本書もそのひとつで、著者のひとりは早稲田大助教の社会学者(もうひとりはライター・編集者)。

 AKB48は「総選挙」と称する人気投票でメンバーの順位が決まったり、クビになったりする。イベントは「公開処刑」のようなものだとすらいわれたが、著者はこれを日本社会に顕著な「権威主義的パーソナリティー」の証明例ではないかという。

 過酷な現実を肯定しつつ、自己破壊の危険性を秘めたシステムや、各メンバーを「推す」オタク集団が全体として「和」を重んじながら他メンバーに対する敵意を共存させているさまは日本的な権威主義の仕組みをあらわにしていると見る。

 他方のももクロはAKBの持つ生真面目さを超越し、とてつもない楽しさをテコに祝祭が日常を逆転させる力を生み出そうとしている。それはシステムによって抑圧されたものを回復しようとする大衆芸能の力だという。ドラマ「あまちゃん」のユイちゃんはAKB的だが、アキちゃんはももクロ的だというわけだ。


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