楽天・松井が開幕から3連敗  星野監督がローテに入れた訳 (週刊文春)

楽天・松井が開幕から3連敗
星野監督がローテに入れた訳

週刊文春2014.04.27 07:00

http://shukan.bunshun.jp/articles/-/3913


画像

早くも正念場 Photo:Jiji

 高卒ルーキーが開幕から3戦先発して3敗するのは史上初のこと。チャンスを貰いながらも苦しんでいるのが楽天の松井裕樹投手(18)だ。3戦合計14回3分の1を投げて三振を17奪い素質の片鱗をうかがわせているが、一方で四死球も16、8失点で防御率5.02と散々だ(数字は全て4月21日現在)。

「元々荒れ球ですが、四球か三振か、という感じになってしまっている。課題はコントロールだけでなく、セットポジション、フィールディング、クイックモーション、牽制と、挙げたらキリがない。ランナーを出すとそうした面で必ず乱れが出る」(ベテラン記者)

 なぜこんな状態で開幕ローテーション入りができたのか。スポーツ紙記者が言う。

「オープン戦ではまだ打者が松井の球に慣れていないためか、ほとんどランナーを出すことがなく、弱点が露呈しなかった。しかし、シーズンでは初戦のオリックス戦から足を使ってかき回す作戦で崩された。それでさらにコントロールを乱してランナーを出し……という悪循環に陥った」

 そもそも高卒ルーキーは体作りや技術習得のため、まず2軍で育てるのが“常道”だ。

「松井の課題は楽天の佐藤(義則)投手コーチなども当然把握していました。キャンプ中、佐藤コーチは報道陣に『そもそもココ(1軍)にいる選手じゃない。キミらの(話題作りの)ために置いているんだ』とハッキリ言っていました」(前出・ベテラン記者)

 そんな松井が開幕から1軍で起用されたのは、やはり指揮官の意向が大きいという。

「楽天からヤンキースに移籍した田中(将大)投手には、野村克也元監督の教え子というイメージがあります。それに対抗して、星野(仙一)監督は、松井を一流投手に成長させ、『自分が育てた』と言いたいわけです。そういうことが大好きな人ですから(笑)。松井について『ひどかったな。あんなピッチャー初めて見た』などと激辛なコメントをするのも、“愛のムチ”だと思っているのでしょう。ただ、松井本人は『情けないです』などとコメントしていて、心が折れてしまわないか心配です」(スポーツ紙デスク)

 過去に甲子園のスター選手がプロで芽が出なかったケースも多々ある。松井という“金の卵”が潰れてしまわぬよう、切に願うばかりだ。

「週刊文春」編集部

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック