「富岡製糸場」 世界文化遺産に登録決定  (NHK2014年6月21日 18時04分)

「富岡製糸場」 世界文化遺産に登録決定
NHK2014年6月21日 18時04分

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140621/k10015401961000.html


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「富岡製糸場」 世界文化遺産に登録決定

中東のカタールで開かれているユネスコの世界遺産委員会は21日、日本時間の21日午後、群馬県にある日本で初めての官営の製糸工場「富岡製糸場」を世界文化遺産に登録することを決めました。

中東・カタールの首都ドーハで開かれているユネスコの世界遺産委員会は日本時間の21日午後5時前、群馬県の「富岡製糸場と絹産業遺産群」について審査を行い、ユネスコの諮問機関の勧告どおり世界文化遺産に登録することを正式に決定しました。

「富岡製糸場と絹産業遺産群」は、明治5年に日本で初めての官営の製糸工場として作られた富岡製糸場に加えて、養蚕農家の原型となった住宅など4つの資産で構成されています。

登録の理由について、世界遺産委員会は「富岡製糸場にフランスの技術が導入されたことで、高品質な絹の大量生産が可能になり、日本の近代化の鍵となった」としています。

今回の登録で、日本の世界遺産は全部で18件となり、このうち文化遺産は14件となりました。
「富岡製糸場」の世界遺産への登録が決まったあと、現地の会場で審査の様子を見守っていた群馬県の大澤正明知事は「大きな名誉であると同時に、保全に向けて全力を尽くすことを表明したい。この遺産は、絹産業の発展において重要な役割を果たしたものだ。関係者に感謝を申し上げたい」とスピーチしました。

「保護に万全を期し、後世に引き継ぐ」

下村文部科学大臣は、「『富岡製糸場と絹産業遺産群』が、日本と西洋の技術交流をもとに果たされた技術革新の顕著な事例として高く評価され、登録が決定されたことは大変喜ばしい。人類の共通の宝である貴重な世界遺産の保護に万全を期し、後世に確実に引き継ぐとともに、積極的に発信していく」という談話を発表しました。

日本の世界遺産は18件に

日本の世界遺産は現在、文化遺産に13件、自然遺産に4件の合わせて17件が登録されていて、今回の「富岡製糸場と絹産業遺産群」は18件目となります。

日本で最初の世界遺産は、平成5年に登録された文化遺産の奈良県の「法隆寺」と兵庫県の「姫路城」、それに自然遺産の鹿児島県の「屋久島」と青森県と秋田県の「白神山地」です。

そのあと、京都府と滋賀県の「古都京都の文化財」や広島県の「原爆ドーム」など文化遺産の登録が続きました。
そして去年は、静岡県と山梨県の「富士山」が文化遺産に登録され、今回の「富岡製糸場と絹産業遺産群」は2年連続での登録となります。

登録後の課題は

世界遺産への登録が正式に決まった「富岡製糸場」ですが、今後の課題もあります。
製糸場内の110の建物のうち、レンガづくりの2つの繭倉庫は建設から140年余りが過ぎ、傷みが激しくなっているところも出てきています。

富岡市は施設の修復にあたっていくことにしていますが、すべての建物の修復を終えるには30年の期間と100億円の費用が必要とされ、作業の進め方や費用をどう捻出していくかが大きな課題です。
また、110の建物のうち、現在公開されているのは、繭倉庫のうちの1棟と生糸を作っていた工場の合わせて2棟しかありません。

工場などの産業関連の遺産では、当時の状況が分かる施設を見学できるようにすることが重要だとされていて、今後は製糸場内にある施設をより多く公開していくことも求められています。

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