【安倍内閣 こまった大臣列伝】 麻生太郎吠える「次に危ないのはウクライナだ」

麻生太郎吠える「次に危ないのはウクライナだ」
週刊文春2014.10.25 07:00

http://shukan.bunshun.jp/articles/-/4480


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外交にも一家言ある財務大臣 Photo:Kyodo

 10月17日、日経平均株価は終値で1万4532円と、9月25日につけた年初来高値からわずか15営業日で、2000円近くも下げた。日本だけでなく、世界同時株安の様相を呈し、ここ半月で世界の株式市場から東証の時価総額に相当する資金が雲散霧消した。

 引き金となったのは、ドイツ経済の変調。ドイツの8月の輸出や生産が前月比マイナスになったとの報道をきっかけに、ユーロ経済の先行きに対する不安感が再燃した。

「世界経済の減速懸念、それに伴ってリスクオフの動きが顕在化している。加えて、米国の量的金融緩和からのイグジット(出口)が日程に上り始めており、市場全体が非常に神経質になっている」(平野信行・全国銀行協会会長)

 そんな最中の10~12日、アメリカ・ワシントンでIMF・世界銀行年次総会が開かれた。世界の金融関係者が一堂に会する同会合で話題の中心となったのは、次なる危機の震源地はどこかという問題だ。そこで「ウクライナだ」との懸念を周囲に漏らしたのが、日本の麻生太郎財務相兼金融相だ。

 ロシアとEUの狭間で揺れるウクライナは、中央銀行の外貨準備は底をつき、通貨のフリブナは暴落し、国債のデフォルト懸念が高まっている。「輸血が待ったなしの状態」(参加者)となっているのだ。

 この問題で、「プーチン大統領と欧米を仲介できるのは日本しかいないと麻生氏は豪語していた」(同前)という。

 ウクライナ危機を回避するためには、IMF・世銀からの流動性資金の供給が不可欠だが、ロシアに厳しい経済制裁を科している米国や欧州からの働きかけは反発を呼び込む。ここは日本の出番というわけだ。

「プーチン大統領の力の源泉は原油マネー。その最大のお得意先は日本にほかならない。日本が間に入るしかない。

 日本はロシアから原油や天然ガスを輸入しているが、原発を再稼働すれば、もう買う必要がなくなる。日本はロシアへの交渉カードも持っている」

 と、麻生節が炸裂。「プーチンは経済をわかってない」「ドイツはケシカラン」などの“不規則発言”まで飛び出したという。

 麻生氏の出番はあるか。

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