「ド根性」好きだった 豊真将、けがで断たれた土俵人生

「ド根性」好きだった 豊真将、けがで断たれた土俵人生
朝日新聞デジタル2015年1月17日05時19分 抜井規泰

http://digital.asahi.com/articles/ASH1J56V5H1JUTQP01J.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_ASH1J56V5H1JUTQP01J


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引退会見で涙をぬぐう豊真将=諫山卓弥撮影

(16日、大相撲初場所6日目)

 豊真将の復活は、かなわなかった。

 昨年名古屋の5日目。日馬富士に潰され、豊真将の右ひざが、あり得ない方向に曲がった。靱帯(じんたい)、筋肉、さらに骨に及ぶ重傷を負った。「もう一度土俵に」。その思いで戦ってきたが、願いはかなわなかった。

 この2年、けがに泣き続けた。2年前には左肩の動きをつかさどる腱板(けんばん)を断裂。「俺たちの根性とプライドを見せてやろうじゃないか」と背中を押してくれた師匠の声を励みに、はい上がってきた。だが、もう一度、三役を狙える地位まで戻った矢先の大けがで、土俵人生を断ち切られた。

 引退会見の少し前、豊真将は私の手を握り、「あの記事を読みまして……」。

 豊真将が負傷した翌日、こんな記事を書いた。

 《全力士の手本と評される所作の美しさ。分け隔てない優しさ。古武士のようなド根性。豊真将の復活を、待っている》

 「根性を……絶対に……僕は……」。言葉が続かず、豊真将の目からぼろりぼろりと涙がこぼれた。

 豊真将の土俵が、好きだった。(抜井規泰)

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