アガサ・クリスティー『名探偵ポアロ』最新作が39年ぶり登場 「モノグラム殺人事件」ソフィー・ハナ著

アガサ・クリスティー『名探偵ポアロ』最新作が39年ぶり登場
NEWSポストセブン2015.02.27 16:00

http://www.news-postseven.com/archives/20150227_306352.html

【書評】『〈名探偵ポアロ〉シリーズ「モノグラム殺人事件」』ソフィー・ハナ 著 山本博、大野尚江 訳/早川書房/2052円

「モノグラム殺人事件(名探偵ポアロ・シリーズ)」 ソフィー・ハナ著、山本博、大野尚江訳(早川書房 2,052円税込)


画像


〈名探偵ポアロ・シリーズ〉「私は近々殺される」ポアロの静かな夕食 は、若い女の突然の告白によって妨げられた。さらに女は懇願する。「正義の為に、決して捜査はしないで」と。シリーズ正統最新作


モノグラム殺人事件 (〈名探偵ポアロ〉シリーズ)
早川書房
ソフィー ハナ

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by モノグラム殺人事件 (〈名探偵ポアロ〉シリーズ) の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル



モノグラム殺人事件 [ ソフィー・ハナ ]
楽天ブックス
名探偵ポアロ・シリーズ ソフィー・ハナ 山本博 早川書房発行年月:2014年10月24日 予約締切日


楽天市場 by モノグラム殺人事件 [ ソフィー・ハナ ] の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル


発売日: 2014年10月24日頃
著者/編集: ソフィー・ハナ, 山本博
出版社: 早川書房
サイズ: 単行本
ページ数: 385p
ISBNコード: 9784152094971

【内容情報】
名探偵エルキュール・ポアロは、お気に入りの珈琲館で夕べのひとときを過ごしていた。灰色の脳細胞の束の間の休息。そこへ、一人の半狂乱の女が駆け込んできた。どうやら誰かに追われているようだ。ポアロが事情を尋ねると、女の口からは意外な言葉が。彼女は殺される予定だというのだ。しかも、その女ジェニーは、それは当然の報いであり、殺されたとしても決して捜査はしないでと懇願し、夜の街へと姿を消した。同じ頃、ロンドンの一流ホテルで三人の人間が殺害された。すべての死体は口にモノグラム(イニシャルの図案)付きのカフスボタンが入れられていた。ジェニーは被害者ではなかったが、関連を嗅ぎ取ったポアロは、友人の刑事キャッチプールとともに捜査に乗り出すのだった。名探偵ポアロ・シリーズ公認続篇!

【著者情報】
ハナ,ソフィー(Hannah,Sophie)
小説家、詩人。1971年、英国マンチェスター生まれ。マンチェスター大学を卒業後、24歳の時に最初の詩集を刊行。その後は詩人として活躍して、2004年にはポエトリー・ブック・ソサエティの「次世代の注目すべき詩人」に選ばれた。2006年に初めてのミステリ小説Little Facesを発表すると、デビュー作ながら10万部超のベストセラーとなり、小説家としての才能にも注目が集まった

山本博(ヤマモトヒロシ)
1931年生、早稲田大学大学院法律科修了、弁護士・著述業

大野尚江(オオノヒサエ)
上智大学外国語学部英語学科卒、英米文学翻訳家

電子書籍


モノグラム殺人事件
早川書房
2014-11-28
ソフィー ハナ

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by モノグラム殺人事件 の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル



モノグラム殺人事件 -【電子書籍】
楽天Kobo電子書籍ストア
名探偵エルキュール・ポアロは、お気に入りの珈琲館で夕べのひとときを過ごしていた。灰色の脳細胞の束の間


楽天市場 by モノグラム殺人事件 -【電子書籍】 の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル


【評者】北林亜希子(ブックファースト京都店)

 少しかしげた卵型の頭と、ぴんと突っ張った立派な口髭を持つ5フィート4インチの小男。名探偵の歴史において、人並み外れた容姿と、類稀なる“灰色の脳細胞”の持ち主。それが名探偵エルキュール・ポアロ。言わずと知れたアガサ・クリスティーの代表シリーズの主人公だ。

 私が最初に全巻読破したシリーズはポアロだった。なぜそんなに魅了されたのか今考えてみると、ポアロ本人の魅力や謎解きの面白さもさることながら、クリスティーの描くちょっとしたイギリスの日常風景がとてもリアリティーに満ちていたことが大きかったのかもしれない。ポアロが「黒すぐりのシロップを飲む」という単純な描写にさえ、感嘆した当時を思い出す。

 クリスティー亡き後、ポアロの新作にはもう出合えないと思っていたのだが、なんと39年ぶりに世に出たのが本作である。それもアガサ・クリスティー社公認というお墨付きだ。物語は1929年のロンドンのプレザント珈琲館から始まる。そこで何かに怯えた女性ジェニーと出会ったポアロは、不可解な3人の殺人事件とその闇へと誘われていく。独自の推理で事件の真相に迫るポアロだが、謎解きのほかに私がいちばん驚いたのが、ポアロが「珈琲」を愛飲しているということだった。39年も経てば、ポアロも変わるものである。

 そんなポアロも楽しみながら、ここが終着地点か?と思ってから二転三転するストーリーから目が離せず、一気読み請け合いのミステリーだ。冬の長い夜にポアロとともに珈琲を飲みながら大いなる謎を解くとは、なんとも贅沢な時間ではないだろうか。

※女性セブン2015年3月12日号

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0