【首都圏】  「最後の帰還兵」父の無念を語る 深谷敏雄さんが講演  (東京新聞2015年6月24日)

【首都圏】
「最後の帰還兵」父の無念を語る 深谷敏雄さんが講演
東京新聞2015年6月24日

http://www.tokyo-np.co.jp/article/metropolitan/20150624/CK2015062402000166.html


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亡き父の写真を手に語る深谷さん=東京都千代田区で


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 戦後、父親が日本のスパイとして中国当局に拘束され、苛酷な生活を強いられた男性が来月十一日、東京都内で講演し、中国での生活や、両親について語る。今年は戦後七十年。他国を武力で守る集団的自衛権行使容認を柱とした安全保障関連法案が議論される中、男性は「戦争という悪夢を再現してはいけない。一般市民を巻き込んでしまう。平和的交渉を忘れないでほしい」と訴えている。 (五味洋治)

 男性は深谷(ふかたに)敏雄さん(67)=広島市東区在住。日本人の父と中国人の母の次男として生まれた。

 父・義治さんは戦前、中国戦線でスパイとして活動していたが、戦後も上官から「任務続行」を伝えられ、上海で潜伏した。

 その後拘束され、戦後に行った活動について口を閉ざしたため、二十年以上獄中生活を送った。敏雄さんたちも、差別と貧困の中で暮らした。

 一九七八年の日中平和友好条約締結を受けて義治さんは釈放され、家族で日本に帰国した。しかし、経済的な苦労は続いた。

 敏雄さんは「父の無念の思いを闇に葬りたくない」と、父が残したノートや資料を整理し、自分の記憶も加えて昨年暮れに「日本国最後の帰還兵 深谷義治とその家族」(集英社)を出版。二万五千部のヒットとなった。

「日本国最後の帰還兵深谷義治とその家族」 深谷義治著(集英社 1,944円税込)


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日本軍の敏腕スパイが体験した凄絶な戦争秘史。戦後の中国で潜伏13年。獄中に20年4ヵ月。過酷な拷問を不屈の精神で耐え抜く。本作の著者はその次男。一家の悲劇の全てを伝える執念のノンフィクション。

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発売日: 2014年12月15日頃
著者/編集: 深谷義治, 深谷敏雄
出版社: 集英社
サイズ: 単行本
ページ数: 444p
ISBNコード: 9784087815559

【内容情報】
第二次世界大戦時、中国戦線でスパイとして活躍した憲兵・深谷義治。敗戦後も極秘指令を受け上海に潜伏するも、中国当局によって逮捕。世界最悪といわれた上海市第一看守所で拷問、栄養失調、結核、左目失明…。時は文化大革命。一家も差別、逮捕、下放、極貧に苦しむ。不屈の精神で迫害を耐え抜き、1978年、一家で日本へ帰国。今、その次男が悲劇のすべてを伝える執念のノンフィクション。

【目次】
戦場
潜伏
地獄の日々
文化大革命
日中関係正常化
判決後
在上海日本総領事館設立後の日々
唐山の震災後
夜明け
帰国後の試練
真相と検証
奮闘記
五つの所感

【著者情報】
深谷敏雄(フカタニトシオ)
1948年、中国・上海生まれ。深谷義治氏の次男。1978年、一家で日本へ帰国。『日本国最後の帰還兵 深谷義治とその家族』が初めての著書になる。

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戦後70年を経て初めて明かされる、まだ終わらない“一家の悲劇”。第二次世界大戦時、中国戦線でスパイと


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 敏雄さんの元には、読者から「涙なしには読めなかった」「ご両親のことをもっと知りたい」という手紙が数多く届いたという。

 敏雄さんは日本に帰国して三十六年になるが中国では日本語を学ぶ機会がなく、読み書きには不便が残る。

 しかし、「父の苦しみや家族が味わってきたこと、直接体験した中国の変貌を広く伝えていきたい」と初めて講演を引き受けることにした。現在、続編の本も執筆しているという。

 講演は午後二時から、東京・東銀座の時事通信ホールで。作家の沢地久枝さんも、自らの旧満州での経験を話す。

 申し込みは三十日締め切り。詳細と応募方法は集英社学芸編集部のホームページ=http://gakugei.shueisha.co.jp/=で。郵便はがきでも応募は可。

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