小沢一郎氏も動く 9.18安保法案強行採決で始まる「野党再編」

小沢一郎氏も動く 9.18安保法案強行採決で始まる「野党再編」
日刊ゲンダイ2015年9月4日

http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/163375


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8月30日のデモに揃った野党の党首たち(C)日刊ゲンダイ

「維新」の分裂をキッカケに動き始めた野党再編。年内に〈民主、維新、生活〉3党が合流する可能性も高まっている。安倍自民党による安保法案の“強行採決”が、野党再編のスタートになるかもしれない。

 審議を重ねるほど「反対」の声が強くなる安保法案。それでも自民党は再来週、参院で強行採決し、強引に成立させるつもりだ。

「安倍官邸は14日(月)~18日(金)の間に、安保法案を強行成立させる方針を固めています。国会の会期は27日(日)までありますが、18日を過ぎると秋の大型連休に突入し、審議時間がなくなり、そのまま廃案になる恐れがある。自民党にとっては、18日がデッドライン。政局のヤマ場は、18日でしょう。18日は徹夜国会になると予想されています」(政界関係者)

 18日の金曜日に強行採決したら、国会周辺は安保法案に反対する人で埋め尽くされるだろう。

 金曜の夜は人が集まりやすい。8月30日の「反対デモ」には12万人が集まったが、あの時と同じくらいの人数が、国会を包囲してもおかしくない。

■不信任案で“安倍シンパ”をあぶり出す

 民主党関係者がこう言う。

「自民党が強行採決したら、民主党は不信任案を提出するつもりです。数の力で否決されるでしょう。でも、不信任案の採決をきっかけに、野党再編が動き出す可能性がある。これまで野党再編が進まなかったのは、野党の中に“安倍シンパ”が紛れ込んでいたからです。不信任案を提出したら“安倍シンパ”かどうかハッキリと色分けされる。安倍シンパの〈次世代、元気、改革〉の野党3党は、不信任案に反対すると思う。恐らく“維新”は、東京組は賛成、大阪組は反対と真っ二つに分かれるはず。いずれ、安倍シンパの次世代、元気、改革、維新大阪組は合流するでしょう。その時、内閣不信任案に賛成した〈民主、維新東京組、生活〉は、安倍批判票の“受け皿”としてひとつにまとまるべきだ、という機運が高まるはずです」

 野党再編のキーマン、小沢一郎氏も動き出しているという。

「いまさら小沢さんは、自分が前面に出るつもりはないようです。でも、裏に回って野党再編のために動いている。たとえば、野党再編派である維新の松野頼久代表を助けるために人脈を駆使し、維新の党員集めをしていた。維新の代表選が行われた場合、松野さんを側面支援するつもりだったようです。民主党の岡田代表とも急接近している。いまだに総理だった野田佳彦さんだけは、小沢さんと一緒になることに難色を示しているようですが、民主党内からは“政権奪取にはやはり小沢さんの力が必要だ”という声が出始めています」(民主党事情通)

 世論調査で「安倍内閣を支持しない」は50%に達している。野党は大急ぎで「安倍批判票」の受け皿をつくるべきだ。

今日の新刊
「私たちの平和憲法と解釈改憲のからくり」小西洋之著(八月書館 1500円+税)
日刊ゲンダイ2015年8月28日

http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/book/163145

「私たちの平和憲法と解釈改憲のからくり 専守防衛の力と「安保法制」違憲の証明」 小西洋之著(八月書館 1,620円税込)


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私たちの平和憲法と解釈改憲のからくり [ 小西洋之 ]
楽天ブックス
専守防衛の力と「安保法制」違憲の証明 小西洋之 八月書館発行年月:2015年08月 ページ数:241


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発売日: 2015年08月
著者/編集: 小西洋之
出版社: 八月書館
サイズ: 単行本
ページ数: 241p
ISBNコード: 9784938140915

内容紹介

■著者 小西洋之より

本書は、集団的自衛権行使の解釈改憲が「なぜ、憲法違反なのか」について、分かりやすくご説明するものです。

集団的自衛権の行使は、60年以上の国会審議を通じ、「憲法9条の改正以外に可能とする手段がない」とされてきました。 それが、なぜ可能になったのか。

それは、真相を知っていただければ中学生や高校生でも理解できる不正の手口、「解釈改憲のからくり」によるものなのです。

私は、昨年の解釈改憲(7.1閣議決定)から、このからくりを国会で徹底的に追及してきました。
そして、それは、安保法制を審議する衆議院の特別委員会でも、最も多くの議論がなされた論点です。

しかし、衆議院では7月に強行採決がなされ、参議院に法案が送られています。
私は、参議院の特別委員会のメンバーとして、同僚議員とともにこのからくりの追及を続けています。
しかし、憲法の定める「60日ルール」によって、9月14日以降は衆議院の再可決だけで法案を成立させることができるのです。

このからくりを今すぐに、一人でも多くの国民の皆さまに知っていただきたい。
そして、「憲法を取り戻す」ために声を上げていただきたい。
それが、国会議員の憲法遵守・擁護義務を全力で果たすため、本書を書いた私の思いです。

また、本書は、私たちの平和憲法とは何か、憲法9条と前文に書かれている平和主義の考えについてご説明し、安倍総理の「積極的平和主義」の欺瞞(ぎまん)や、国是であった「専守防衛」がまったく別の姿に改変されていることを明らかにしています。
そして、「砂川判決」を集団的自衛権行使の合憲の根拠とする暴論を、徹底的に論破しています。

さらに本書は、こうした「憲法論」だけではなく、日本の安全保障において集団的自衛権行使が本当に必要なのか? という「政策論」についても、ていねいな分析を行っています。

ホルムズ海峡の事例、日本人親子が米軍艦船で避難する事例、自衛隊が米軍イージス艦を防護する事例が、集団的自衛権行使が全く不要な事例であることについて、徹底的にご説明します。

また、日米同盟のアメリカにおける本質的な価値を明らかにし、日本が米国のために集団的自衛権行使をしなくとも日米同盟はなんら問題がないことを明らかにしています。

一方で、本書は、安保法制の集団的自衛権行使がどのような海外派兵も可能にする、まったく歯止めの無いものであることについても、詳細にご説明しています。

このように、本書をお読み頂ければ、集団的自衛権行使と安保法制全体に共通する主要な論点のほぼすべてについて、本質的なご理解がいただけます。(「イメージ」にある目次をご参照)

本書が、安保法制に対する「国民の皆さんの憲法論、政策論」として、お役に立てることを心から願っています。

出版社からのコメント
戦後70年を迎えた今、私たちが守ってきた「平和憲法」が破壊されようとしています。
安保法制の「違憲」を完膚なきまでに立証したこの本には、平和憲法を守る力があります。
また、新しい安全保障環境の中でも揺るがない、専守防衛の力を再認識することができます。

元霞が関官僚の筆者は、(学説などにある「自説」ではなく)現実の民主政治における法制度、政策のプロであります。 そして本書でご説明する「昭和47年政府見解の読み替え」、「憲法前文の平和主義の切り捨て」、「立法事実のでっち上げ(不存在)」という「解釈改憲のからくり」の追及のため、今まさに安保法制の国会論戦の最前線に立つ現職の参議院議員です。

本書の内容については、当代を代表する憲法学者、法の専門家(元内閣法制局長官)、防衛政策の専門家の方々から、この上ない推薦の御言葉をいただきました。
代表的な政府解釈の国会答弁などの一次資料を、一般の方にも見やすく加工して豊富に盛り込んだ本書は、各種の勉強会などにおいても最適の教材となります。

本書を、安保法制について関心や不安を持つ、すべての皆様にお届けしたい。
そして、私たちが今なすべきことをともに考えたい。

著者について
参議院議員 小西洋之(こにしひろゆき)

「安保法制に関する特別委員会」委員
参議院憲法審査会幹事
民主党政策調査会副会長

72年生。東京大学教養学部卒。コロンビア大学国際公共政策大学院、東京大学医療政策人材養成講座修了。総務省・経済産業省課長補佐を経て、2010年参院選(千葉県選挙区)で当選。
これまで、東日本大震災復興特区法、国際戦略・地域活性化総合特区法、医療法医療計画、がん対策推進基本計画、障害者総合支援法、郵政民営化法等改正法などの法制度の立案等に従事。
現在は、予算委員会、外交防衛委員会委員、民主党安全保障総合調査会事務局次長などを務める。

著書『いじめ防止対策推進法の解説と具体策』(2014年WAVE出版)

 安倍政権が強行する「安保法案」のデタラメを暴いた反論本。安倍政権を舌鋒鋭く追及してきた民主党・小西洋之参院議員が、昨年7月1日の閣議決定による「解釈改憲」の“からくり”を浮き彫りにした。

 冒頭では、「集団的自衛権は憲法違反」と結論づける「昭和47年政府見解」を、安倍政権がいかにして“読み替え”たのかを徹底分析。また、憲法前文が規定する「平和主義」の切り捨てを真っ向批判する。

 慶大名誉教授の小林節氏も「解釈『壊憲』を撃退するバイブル!」と太鼓判だ。複雑化する安保法案に、いまひとつピンとこない読者も目からウロコが落ちること請け合い。

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