佐藤優氏が薦める「イスラム世界」がわかる3冊

佐藤優氏が薦める「イスラム世界」がわかる3冊
日刊ゲンダイ2015年12月31日

http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/book/172550


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佐藤優氏(C)日刊ゲンダイ

 「イスラム聖戦テロの脅威/松本光弘著」は、警察の対テロ対策部門の責任者である警察庁外事情報部長を務める著者による、イスラム過激派に関する優れた作品だ。

「イスラム聖戦テロの脅威 日本はジハード主義と闘えるのか」(講談社+α新書) 松本光弘著(講談社 993円税込)


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【内容情報】(出版社より)
イスラム過激派の勢力拡大に日本はどう立ち向かうのか?
外事警察の司令塔による情勢分析。

佐藤優、高橋和夫、福田和也各氏絶賛!

各界の第一人者を驚嘆させた『グローバル・ジハード』を、最新情報によって全面改定新書化!

「日本に対外インテリジェンス機関を設け、テロ対策を行うことは非現実的。本書はその理由を適切に指摘した」 佐藤優氏ーー佐藤優直伝「インテリジェンスの教室」Vol.054(2015年2月13日号)読書ノート

「松本氏の議論は、テロリズムが市民社会に突きつける究極の問いである」 高橋和夫氏ーー東京新聞2009年1月11日付書評

「豊富な事例の提示も含めて、現在、日本語で読める本のなかで間違いなくベストと言い切れる本」 福田和也氏ーー「福田和也の闘う時評」週刊新潮2008年12月25日号

「悪夢が始まる」--〈イスラム国〉の日本攻撃宣言(二〇一五年一月)は記憶に新しい。
 そもそも〈アルカイダ〉も、かねて日本への攻撃を明言している。彼らの主敵・米国と緊密な関係を結び、西側経済の一極を占めるわが国は格好のターゲットだ。公共交通機関やインフラ施設、大規模イベントは守るのが難しいし、メディアや国際機関、米軍基地、多国籍企業なども狙われてきた。
 日本の「ムスリム」(イスラム教徒)コミュニティは新しく小規模であることを、安心材料とする見方もある。しかし、〇四年鉄道テロの舞台スペインでは、ムスリムの大多数が一九九〇年以降に入ってきた。
 テロリストは想定外を突く。オリンピック招致とサミットで活気づく〇五年七月のロンドンは、同時多発自爆テロに襲われた。その直前、政府は脅威評価を下げており、ロンドン警視総監やMI5(英国保安庁)長官もテロ抑え込みに自信を表明していた。
「ジハード」(聖戦)主義者にとっては、仲間以外は殺してよい。アルカイダ・イデオロギーの「ゴッドファーザー」サイイド・クトゥブによれば、わが国も滅ぼすべき「ジャーヒリーヤ」(無道無明世界)である。(「はじめにーー日本の悪夢」より)





イスラム聖戦テロの脅威 [ 松本光弘 ]
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日本はジハード主義と闘えるのか 講談社+α新書 松本光弘 講談社発行年月:2015年08月21日 予


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基本情報
発売日: 2015年08月21日頃
著者/編集: 松本光弘
出版社: 講談社
サイズ: 新書
ページ数: 276p
ISBNコード: 9784062729017

【内容情報】
外事警察の司令塔による情勢分析!各界の第一人者を驚嘆させた『グローバル・ジハード』。最新情報による全面改訂新書化!!

【目次】
第1部 ジハード主義の思想と行動
ジハード主義思想の形成
ジハード主義思想の展開
ジハード主義者の世界観
第2部 グローバル・ジハードの姿
アルカイダとグローバル・ジハード運動
アルカイダの姿
グローバル・ジハードへの参入
第3部 グローバル・ジハードとの闘い
国際テロの性質と敵の姿
聖戦テロと闘うための組織
聖戦テロと闘うための手法

【著者情報】
松本光弘(マツモトミツヒロ)
1961年生まれ。東京大学法学部卒、ハーバード大学公共政策学修士(MPP)。1983年警察庁入庁後、都道府県警察や本庁、防衛庁、在英大使館などに勤務。2015年8月から警察庁外事情報部長

〈現在のヨーロッパは、「新アフガニスタン」とも呼びうる。アルカイダの類が作戦本部に選んでいるからだ。(中略)ジハード主義者たちは世界メディアの中心ロンドンを利用し、聖戦テロの観衆もグローバルにした。アルカイダがこれまで世界中で行ってきたテロ攻撃は、9・11テロ以前からすべてヨーロッパと何らかのつながりがあった〉と指摘する。

「イスラム国」(IS)の活動は、信教や報道の自由、人権尊重などのヨーロッパの価値観に付け込んでいる。16年もヨーロッパで深刻なテロが発生する可能性が排除されない。

 「第3次世界大戦の罠/山内昌之・佐藤優著」では、それぞれ中東とロシアを専門とする2人の踏み込んだ意見交換が展開されている。山内氏のトルコのエルドアン政権とISの協力関係についての指摘が重要だ。


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 ジョージ・フリードマン著「新・100年予測 ヨーロッパ炎上」は、トルコがオスマン帝国への回帰という表象で、帝国主義的傾向を強めていることに警鐘を鳴らしている。イスラム原理主義的傾向を持つエルドアン政権は世界の不安定要因になっている。

「新・100年予測 ヨーロッパ炎上」(ハヤカワ・ノンフィクション) ジョージ・フリードマン著, 夏目大訳(早川書房 2,376円税込)


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【内容情報】(出版社より)
ロシアに対抗して軍事行動に出る国は? 次にテロが発生するのはどこ? 「影のCIA」の異名をとる情報機関ストラトフォーの創設者が、地政学を駆使し、ヨーロッパの不穏な未来を大胆に予測。


新・100年予測――ヨーロッパ炎上
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ジョージ・フリードマン

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ハヤカワ・ノンフィクション ジョージ・フリードマン 夏目大 早川書房発行年月:2015年07月23日


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基本情報
発売日: 2015年07月23日頃
著者/編集: ジョージ・フリードマン, 夏目大
出版社: 早川書房
サイズ: 単行本
ページ数: 424p
ISBNコード: 9784152095503

【内容情報】
大ベストセラー『100年予測』『続・100年予測』で世界を驚かせたフリードマンが、次に注目するのはヨーロッパだ!大陸の各地にくすぶる数々の火種を理解すれば、世界の未来が見通せる。誰が得するのか?誰が損するのか?世界の覇権図はどう塗り替えられるのか?クリミア危機を見事に予言した著者による最新の大胆予測。

【目次】
1 ヨーロッパ例外主義
ヨーロッパ人の生活
世界を席巻するヨーロッパ
ヨーロッパの分裂
2 三一年間
大虐殺
疲弊
アメリカが始めたヨーロッパの統合
危機と分裂
3 紛争の火種
マーストリヒトの戦い
ドイツ問題の再燃
ロシアとヨーロッパ大陸
ロシアと境界地帯
フランス、ドイツとその境界地帯
イスラムとドイツに挟まれた地中海ヨーロッパ
ヨーロッパの縁のトルコ
イギリス
終わりに

【著者情報】
フリードマン,ジョージ(Friedman,George)
1949年、ハンガリー生まれ。ニューヨーク市立大学卒業後、コーネル大学で政治学の博士号を取得。ルイジアナ州立大学地政学研究センター所長などを経て、1996年に世界的インテリジェンス企業ストラトフォーを創設、チェアマンを務める

夏目大(ナツメダイ)
翻訳家。翻訳学校フェロー・アカデミー講師

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