「イスラム聖戦テロの脅威」松本光弘著(講談社 920円+税)

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テロと紛争のいま 世界各地で頻発し始めたテロとどう向き合うか
日刊ゲンダイ2016年3月8日

http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/book/176768

「イスラム聖戦テロの脅威」松本光弘著(講談社 920円+税)


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「イスラム聖戦テロの脅威 日本はジハード主義と闘えるのか」(講談社+α新書) 松本光弘著(講談社 993円税込)


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【内容情報】(出版社より)
イスラム過激派の勢力拡大に日本はどう立ち向かうのか?
外事警察の司令塔による情勢分析。
佐藤優、高橋和夫、福田和也各氏絶賛!

各界の第一人者を驚嘆させた『グローバル・ジハード』を、最新情報によって全面改定新書化!

「日本に対外インテリジェンス機関を設け、テロ対策を行うことは非現実的。本書はその理由を適切に指摘した」 佐藤優氏ーー佐藤優直伝「インテリジェンスの教室」Vol.054(2015年2月13日号)読書ノート

「松本氏の議論は、テロリズムが市民社会に突きつける究極の問いである」 高橋和夫氏ーー東京新聞2009年1月11日付書評

「豊富な事例の提示も含めて、現在、日本語で読める本のなかで間違いなくベストと言い切れる本」 福田和也氏ーー「福田和也の闘う時評」週刊新潮2008年12月25日号

「悪夢が始まる」--〈イスラム国〉の日本攻撃宣言(二〇一五年一月)は記憶に新しい。
 そもそも〈アルカイダ〉も、かねて日本への攻撃を明言している。彼らの主敵・米国と緊密な関係を結び、西側経済の一極を占めるわが国は格好のターゲットだ。公共交通機関やインフラ施設、大規模イベントは守るのが難しいし、メディアや国際機関、米軍基地、多国籍企業なども狙われてきた。
 日本の「ムスリム」(イスラム教徒)コミュニティは新しく小規模であることを、安心材料とする見方もある。しかし、〇四年鉄道テロの舞台スペインでは、ムスリムの大多数が一九九〇年以降に入ってきた。
 テロリストは想定外を突く。オリンピック招致とサミットで活気づく〇五年七月のロンドンは、同時多発自爆テロに襲われた。その直前、政府は脅威評価を下げており、ロンドン警視総監やMI5(英国保安庁)長官もテロ抑え込みに自信を表明していた。
「ジハード」(聖戦)主義者にとっては、仲間以外は殺してよい。アルカイダ・イデオロギーの「ゴッドファーザー」サイイド・クトゥブによれば、わが国も滅ぼすべき「ジャーヒリーヤ」(無道無明世界)である。(「はじめにーー日本の悪夢」より)





イスラム聖戦テロの脅威 [ 松本光弘 ]
楽天ブックス
日本はジハード主義と闘えるのか 講談社+α新書 松本光弘 講談社発行年月:2015年08月21日 予


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基本情報
発売日: 2015年08月21日頃
著者/編集: 松本光弘
出版社: 講談社
サイズ: 新書
ページ数: 276p
ISBNコード: 9784062729017

【内容情報】
外事警察の司令塔による情勢分析!各界の第一人者を驚嘆させた『グローバル・ジハード』。最新情報による全面改訂新書化!!

【目次】
第1部 ジハード主義の思想と行動
ジハード主義思想の形成
ジハード主義思想の展開
ジハード主義者の世界観
第2部 グローバル・ジハードの姿
アルカイダとグローバル・ジハード運動
アルカイダの姿
グローバル・ジハードへの参入
第3部 グローバル・ジハードとの闘い
国際テロの性質と敵の姿
聖戦テロと闘うための組織
聖戦テロと闘うための手法

【著者情報】
松本光弘(マツモトミツヒロ)
1961年生まれ。東京大学法学部卒、ハーバード大学公共政策学修士(MPP)。1983年警察庁入庁後、都道府県警察や本庁、防衛庁、在英大使館などに勤務。2015年8月から警察庁外事情報部長

 最近のテロ関連書はイスラムやアラブ地域の専門家によるものが多いが、本書の著者は警察庁外事情報部長。つまり日本の諜報機関の現場トップだ。それだけに本書は、イスラム過激派がどのような過程で現在のように過激化したのか、過激派内の主導権争いはどうなっているのかなどを単刀直入に明らかにしていく。

 イスラム過激派の歴史的起源は19世紀の西欧植民地体制だが、現代的には1979年、イラン革命が起こった時に始まる。イスラム暦で1400年代の始まりになったこの年、エジプトはイスラエルと平和条約を締結。年末にはソ連がアフガン侵攻を開始した。

 エジプトのサダト大統領は裏切り者としてジハード団に暗殺され、アフガン戦争はソ連つぶしの好機とみた米国の介入でアフガン義勇兵の勝利に終わる。だが、ここにイスラム各国の過激分子が流れ込み、やがて米国に牙をむくのだ。

 本書を読むと日本がバブル破綻で内向きになっていた90年代、世界には既にテロの大渦が巻き起こり始めていたことがわかる。著者はオウム事件を経験しながらもテロ対策に後れを取る日本を、「法治」ならぬ「放置」国家だと警告している。













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