【使ってわかった】 後からピントが変えられるデジカメ  LUMIX DMC-TZ85

使ってわかった
後からピントが変えられるデジカメ
文・コヤマタカヒロ
朝日新聞デジタル2016年5月12日

http://www.asahi.com/and_bazaar/articles/SDI2016051161381.html?iref=andb_pc_top_articles


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パナソニックのレンズ一体型デジタルカメラ「LUMIX DMC-TZ85」





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本体背面には、3.0型の液晶モニターと、左上にファインダーを装備。


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本体上面には、モードダイヤルとシャッターボタン、ズームレバー、動画撮影ボタン、主電源を配置。


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テレ端までズームレンズを伸ばしたところ。30倍ということもあり、かなり伸びる。


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「fn2」ボタンを押すことでフォーカスセレクトモードをオンにできる。


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「フォーカスセレクト」で撮影した写真は十字キーの「上」を押すことでピントの変更が可能。



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好みの位置にフォーカスを合わせたらJPEG画像として保存できる。写真はピント位置を変えて別々に保存したものだ。


 パナソニックのLUMIXシリーズは、レンズ交換式からレンズ一体型まで、さまざまなスタイルを積極的に提案している。その新モデルのひとつ「DMC-TZ85」は、撮影後にピントの位置を変えられる「フォーカスセレクト」という珍しい機能を搭載したコンパクトデジタルカメラだ。

ピントを後から変えられるのが面白い

 「LUMIX DMC-TZ85」には、多くの最新機能が搭載されている。例えば、4K動画撮影機能。光学30倍ズームでしっかりと被写体に近づいた4K映像を手軽に撮ることができる。また、秒間30コマの高速連写機能を生かした4Kフォト機能も搭載。瞬間をしっかりと撮ることができる。

 中でも最も個性的なのが「フォーカスセレクト」だろう。これは4Kフォト機能を利用して、ピントの位置を変化させながら撮影する機能だ。機能をオンにすると、1回の撮影で何枚かの写真を連写する。この複数の写真を元に、後から好みの位置にピントが合った写真を抜き出せるのだ。フォーカスを後から調整できるから、撮影後に拡大してみたら、背景にピントが合っていて人物がボケている…という失敗も回避できる。

 ただし、高速連写を使った機能なので、被写体が大きく動いたり、目をつぶっていたりすると違和感が出てしまう。動きの少ない被写体向きの機能だと言えそうだ。

基本スペックは必要十分

 次に基本的なスペックや使い勝手を紹介しよう。搭載する撮像素子は1/2.3型の高感度MOSセンサーで、有効画素数は1810万画素。レンズは光学30倍ズームに対応しており、35mm換算で24mmの広角から720mmの超望遠まで使用できる。狭い室内から運動会などのズームが必要なシーンまで、非常に守備範囲が広い。パナソニックが「超解像iAズーム」と名付けた技術をオンにすることで、最大画質で約60倍までのズームが可能。さらにデジタルズームを併用することで最大120倍までズームができる。画質よりもズーム倍率を重視したいシーンで活用できそうだ。

 液晶モニターは3.0型を搭載。約104万ドット表示のTFT方式で、鮮やかに発色できる。また、コンパクトデジカメながら、0.2型のライブビューファインダーを搭載しているのが特徴。さらにアイセンサーを搭載しており、ファインダーをのぞくと液晶モニターと表示が自動的に切り替わる仕組みだ。

 ボディーは光学30倍ズームを搭載することもあり、コンパクトデジカメとしては厚みもあり、ポケットに収納するにはちょっと大きい印象だ。

レスポンスがよく使い勝手は上々

 「LUMIX DMC-TZ85」をしばらく使っていて感じたのが、操作性の良さだ。ボディーに適度な厚みがあるのでホールド性がよく、しっかりと構えることができる。また、右手親指が当たる部分にダイヤル兼十字キー、そして5つのボタンを配置し、スムーズに操作できる。また、液晶モニターはタッチ操作にも対応しており、必要な機能に素早くアプローチできた。各操作に対する反応は非常に早い。

 また、モードダイヤルを搭載しているので、撮影したいモードを素早く切り替えられる。マニュアルモードを利用した場合には、レンズ周りのコントロールリングと、背面のコントロールダイヤルを組み合わせて、撮影設定ができる。

 「iA」モードでは、コントロールリングでステップズームが利用できるため、シャッターボタン横のレバーを操作することなく、光学ファインダーをのぞきながら画角を設定することができる。使用頻度の高い機能をサッと操作したいというときに設定するファンクションボタンは液晶モニター上も含めて計9つを用意。これらも自在に設定することが可能だ。

 最近ではトレンドとなっているmicroUSBからの充電にも対応するほか、バッテリー性能はCIPA規格で約320枚と十分なレベル。動画の実撮影可能時間も約45~65分とコンパクトデジカメとしては納得できるレベルだ。

 センサーサイズが小さいため、1インチ機のような画質を追求したい方には不向きだが、高倍率ズームと4K動画対応、そしてWi-Fiやスマートフォン連携機能など、トレンドを押さえた作りを考えると、非常に使い勝手の良い一台であることは間違いない。

PROFILE
フリーライター コヤマタカヒロ
今年小学校に入学した長女を筆頭に幼稚園児、未就学児の3女を育てるパパライター。専門分野はデジタル製品と家電機器なので、家事や子育てにもそれらを駆使して奮闘中。自宅事務所で働くフリーランスなので、子育てにも積極的に参加中。