すでに関係ガタガタ…「自公協力」は衆参W選で瓦解する

すでに関係ガタガタ…「自公協力」は衆参W選で瓦解する
日刊ゲンダイ2016年5月26日

http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/182076


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内実は“冷えた”関係(C)日刊ゲンダイ

 安倍首相が会期末に解散して衆参ダブル選挙を仕掛けるのか――。いま永田町の関心はこれ一色だ。「衆院選での野党共闘が間に合わないうちに解散してしまえ」ということなのだが、自民党こそ足元は大丈夫か? 実は自公こそ「選挙協力」がガタガタ。ダブルをやったら自民党は大幅議席減の可能性すらある。

 24日、自民党の高村副総裁は「野党が不信任を出したら解散の大義ができる」と発言。安倍首相に近いとされる日本テレビは「高い支持率にも支えられ、首相はダブルをやる意欲を見せた」などと報じている。安倍首相自身は24日、公明党の山口代表との会談で「解散の『か』の字も考えていない」と語ったが、「ない」とは言わない。相変わらず、「ダブル選挙カード」をギリギリまで温存するつもりなのだろう。

 安倍首相がダブル選挙をたくらむ理由は、衆参の選挙運動が連動することから与党に有利とされ、さらには、野党の選挙協力を壊して野党を粉砕するためだ。

「参院選だけならまだしも、衆院選もとなると、野党共闘が混乱するのは間違いない。参院選の1人区は味方でも、調整の間に合わない衆院の小選挙区では敵になるなど、複雑になって結果的に選挙協力できなくなる」(自民党関係者)

 ところが、そんな思惑もとんだお門違い。ダブル選挙でむしろガタガタになるのは、野党の選挙協力ではなく、与党の「自公協力」だ。実は、もうすでに、公明党や支持団体の創価学会が、自民党との選挙協力関係でカンカンに怒っている。

「参院選で公明党は7選挙区に候補を出しています。この中で、埼玉や兵庫が厳しい戦いをしていて自民党に協力を求めてきていたのです。ところが現場では協力関係ができていない」(学会中堅幹部)

■4枚の投票用紙はすべて「公明党」

 4月に行われた衆院北海道5区の補欠選挙では、学会がフル回転して自民党を勝たせたが、このとき、「見返りに、埼玉・兵庫でお返ししてもらうことを官邸や茂木選対委員長と約束した」(前出の幹部)という。しかし、自民党兵庫県連は23日に会見で堂々と「(地域事情もあり)選挙協力をする余裕はない」と事実上の支援拒否を表明。自民党本部のグリップが効いていないのだ。

 加えて、ダブル選挙になると自公の協力自体が瓦解するという。

「小選挙区になってのダブルは初めてで、投票用紙が衆参合わせて4枚になる。自公で選挙協力するなら、公明党の候補名、政党名、自民党の候補名とすべて書き分けることになるが、複雑極まりなく、とてもうまくいかない。そうなれば、うちはすべて公明党と書くよう指示することになるでしょう。もし、自民党にうちからの票が行かなければ100議席は減る。山口代表が再三『ダブルのリスク』と言っているのはそういう意味。『知りませんよ』と安倍首相を牽制しているのです」(公明党幹部)

 伊勢志摩サミットやオバマ米大統領広島訪問など、「自分は世界の安倍だ」などと高揚感のままダブルに突っ込むKYぶりを発揮すれば、打撃を受けるのは「野党協力」よりも「自公関係」なのだ。

「自民党と創価学会」(集英社新書) 佐高信著(集英社 799円税込)


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『お笑い創価学会』で30万部のベストセラーを記録した佐高信が、「自民党」と「公明党=創価学会」の理念なき“野合”の内幕を暴露する!

1990年代前半、自民党は機関紙『自由新報』において、池田大作創価学会名誉会長による金銭・権力の掌握構造や、政教一致問題を焦点にした徹底的な批判を展開した。
しかしそのわずか数年後には、自民党は掌を返すように公明党と連立し、形を変えながらも「自公連立政権」は、現在に至るまでなお、続いている。
権力の座を死守するためなら、かつての政敵とも簡単に手を握る「自民党」と、政権与党に居座るためなら「平和・福祉の党」の看板を汚す「創価学会=公明党」の“野合”。
本著では、この両党の親和性と癒着の構造を、膨大な資料、証言より徹底追及する。

【目次】
第一章 「自由新報」の激しい創価学会批判
第二章 禁じ手だった「自公連立」
一.「密会ビデオ」問題
二.『公明党の原理的滑落』(再録)
三.連立の経緯と副作用
第三章 自民党の変質
一.戦うリベラル、白川勝彦の絶縁状
二.自民党の国権派と民権派
三.安倍自民党が敗れた「佐賀の乱」
第四章 創価学会・公明党の体質とゆくえ
一.『創価学会を斬る』と『公明党の素顔』
二.二人の元委員長への罵詈雑言

【著者略歴】
佐高信(さたか まこと)
1945年、山形県生まれ。慶應義塾大学法学部卒業後、高校教師、経済誌編集長を経て評論家に。「週刊金曜日」編集委員。
著書に『電力と国家』『不敵のジャーナリスト 筑紫哲也の流儀と思想』、共著に『世界と闘う「読書術」 思想を鍛える一〇〇〇冊』『池波正太郎「自前」の思想』『丸山眞男と田中角栄 「戦後民主主義」の逆襲』ほか多数

【内容情報】(出版社より)
権力の座を死守するためなら、敵対した過去など忘れてしまう自民党。連立与党に居座るためには「平和の党」の看板をも捨てる創価学会=公明党。この理念なき「野合」の腐敗構造を徹底糾弾する!


自民党と創価学会 (集英社新書)
集英社
2016-05-17
佐高 信

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基本情報
発売日: 2016年05月17日
著者/編集: 佐高信
出版社: 集英社
サイズ: 新書
ページ数: 218p
ISBNコード: 9784087208351

【内容情報】
90年代前半、自民党は機関紙『自由新報』において、池田大作創価学会名誉会長による金銭・権力の掌握構造や、政教一致問題を焦点に徹底的な批判を展開した。しかしそのわずか数年後には掌を返すように公明党と連立、「自公政権」は現在に至るまで続いている。権力の座を死守するためなら、かつての政敵とも簡単に手を握る自民党。政権与党に居座るためなら「平和・福祉の党」の看板を汚す公明党=創価学会。この両党の親和性と癒着の構造を、膨大な資料、証言をもとに徹底追及する。

【目次】
第1章 「自由新報」の激しい創価学会批判
第2章 禁じ手だった「自公連立」
「密会ビデオ」問題
「公明党の原理的滑落」(再録)
連立の経緯と副作用
第3章 自民党の変質
戦うリベラル、白川勝彦の絶縁状
自民党の国権派と民権派
安倍自民党が敗れた「佐賀の乱」
第4章 創価学会・公明党の体質とゆくえ
『創価学会を斬る』と『公明党の素顔』
二人の元委員長への罵詈雑言

【著者情報】
佐高信(サタカマコト)
1945年、山形県生まれ。慶應義塾大学法学部卒業後、高校教師、経済誌編集長をへて評論家に。「週刊金曜日」編集委員

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